授業科目名
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科学と環境1
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時間割番号
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064021
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担当教員名
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加藤 孝正/鍋谷 暢一/本間 聡/居島 薫/阪田 治/中村 一彦/關谷 尚人
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開講学期・曜日・時限
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後期・水・II
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単位数
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2
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<対象学生>
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医学部1年次生、教育人間科学部及び工学部2〜4年次生
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<授業の目的および概要>
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科学技術はそれをどのように用いるかによって、人間の生活環境を快適なものにするのに役立ちもするし、極めて劣悪な生活環境を立場の弱い人に強いることにもなる。地球が無限の大きさを感じさせる時代から宇宙船地球号と認識される程狭く小さなものになった今日では、このまま飽くなき快適な生活を追求しつづければやがて強者、弱者の区別なく厳しい生活環境を強いられるようになるであろうし、現在進行形で現実化しつつある地球環境の破壊を人類は食い止めることが出来るかを我々が今日享受している様々な科学技術の現状を概観して考えてみる。このような時期に当って本講義では主として電気・電子工学の分野の科学技術が我々の生活をどのように快適にしてくれたか、快適に変えようとしているかを見ると同時に負の側面にも目を向け大局的な観点から科学技術を洞察できるような素養を養う。
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No | 重要度 | 目標 | 詳細 |
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1 | ◎ | 知識と視野 | 我々が今日享受している様々な科学技術の中で用いられている動作原理や仕組みを理解できるようになる。 | 2 | | 能力と技能 | 地球環境の破壊を食い止めるために個人として、或いは自分たちの属している組織がどのようなことが出来るのか具体的な提案が出来るようになること。 | 3 | | 人間性と倫理性 | 地球環境の現状を真摯に、大局的に見れるようになれること、弱者に対する思いやりの気持ちを持てるようになること。 |
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<授業の方法>
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担当教員がオムニバス方式で講義します。<BR>統一的な教科書は使用しないで、各教員がPC等を使って講義をします。<BR>各教員の講義テーマに関連してレポートを提出してもらいます。レポートの内容は各テーマ担当の教員が指示します。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 小テスト/レポート課題 | 80 % | 各教員の講義を聴講したうえで内容を理解し作成したレポートであるかどうか | 2 | 平常点/受講態度 | 20 % | 出席が講義回数の3分の2以上であるかどうか |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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様々な分野の先生のオムニバス方式の講義であるので、電気電子工学の分野が環境にどのように貢献しているか、課題は何かなどについて視野を広げることができますので、興味を持って聴講してください。<BR>オムニバス方式の講義の関係上、講義内容、順序は若干変更する場合もあります。
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<テキスト>
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(未登録)
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<参考書>
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(未登録)
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<授業計画の概要>
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講義の主なテーマ<BR>1、ガイダンス、概論、太陽電池とLED照明(加藤孝正 電気電子システム工学科)<BR>2、電磁環境(中村一彦 電気電子システム工学科)<BR>3、超伝導と省エネルギー技術(關谷尚人 電気電子システム工学科)<BR>4、科学技術を支える真空環境(居島 薫 電気電子システム工学科)<BR>5、光ファイバー通信と環境センシング(本間 聡 電気電子システム工学科)<BR>6、生体情報とモニタリング技術(阪田 治 電気電子システム工学科)<BR>7、私たちの身の回りの半導体デバイス(鍋谷暢一 電気電子システム工学科)
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<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応> |
《電気電子システム工学科》 | A-1:人としての常識を持ち,人の社会性を認識する
人間形成科目部門を通じて自分を取り巻く環境の中で円滑かつ持続的に活動を続けるための常識を身につけるとともに,テーマ別教養科目部門の内,「文化系」「社会系」「国際交流系」の科目を通じて歴史や様々な文化,社会の仕組みを理解し,社会人としての良識と倫理,多様な価値観を理解する広い視野を備える | | 《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》 | (C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。 | ◎ | 《土木環境工学科》 | A.技術者の責務の自覚
土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。 | ○ |
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[学生による授業評価アンケートに関する記述] |
(未登録) |