授業科目名
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文化の伝統と現代2・ジェンダーと社会
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時間割番号
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064002
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担当教員名
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秋山 麻実/粂田 孝子/長島 佐恵子/鳥養 映子/田中 俊之/沢田 知香子
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開講学期・曜日・時限
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前期・月・II
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単位数
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2
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<対象学生>
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教育人間科学部及び工学部2年生(基幹科目)<BR>教育人間科学部及び工学部3年生以上(総合科目に振替)<BR>(基幹科目は1・2年生は選択したテーマのうちの1科目、3年生以上は1科目のみ履修可能)
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<授業の目的および概要>
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文化はしばしば普遍的・規範的・価値的様相をもつが、現実には時代や場所によって変化するものにすぎない。ジェンダーもまたそのひとつであり、女らしさや男らしさを意味するだけでなく、政治・経済・社会と密接に関連した生活のさまざまな場面で、ある「正しさ」として作用し、差異を生み出し、利益・不利益を生み出す。本科目では、そうした差異化の装置として「ジェンダー」を捉え、法学、科学、文学、男性学、教育学等さまざまな領域について、私たちが「当たり前」「常識」と捉えているものが本当に正当といえるかどうかを検証する。
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No | 重要度 | 目標 | 詳細 |
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1 | ◎ | 知識と視野 | 「ジェンダー」「セクシュアリティ」等の概念を理解する。多様な分野において、ジェンダー問題はどのような様相を呈するのかを理解する。 | 2 | | 人間性と倫理性 | 他者の立場に立って、ジェンダーという視点からものごとを考えられるようになる。 |
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<授業の方法>
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6人の講師が2−3回ずつ講義を行う。<BR>講義が中心だが、適宜ディスカッション等があるので、積極的に参加すること。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 小テスト/レポート課題 | 50 % | 授業内容の理解度および独自の情報収集力・分析力を問う | 2 | 平常点/受講態度 | 50 % | 本当に出席すること |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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多様な観点の話を聞くということは、ばらばらなそれらの話題を頭の中で繋げるのは学生諸君だということを意味します。日常生活やニュースなど、さまざまな場面でジェンダーの視点から考えることで、この「繋げる」学習を自主的に行ってください。<BR>なお、実習等による欠席届の提出その他の相談は、教育人間科学部秋山が窓口になります。オフィスアワーは木曜4時限ですが、念のため事前にメールして来てください。他の時間帯でも、可能なかぎり対応します。
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<テキスト>
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- 各担当者が授業時に指定します。
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<参考書>
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- ジェンダー入門―知らないと恥ずかしい―, 朝日新聞社, ISBN:4023303739
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<授業計画の概要>
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1. ガイダンス<BR>2. ジェンダーという概念<BR>3. ジェンダーと子ども文化<BR>4. 学校におけるジェンダー強化の仕組み<BR>5. 科学とジェンダー1<BR>6. 科学とジェンダー2<BR>7. 多様なセクシュアリティと社会制度1<BR>8. 多様なセクシュアリティと社会制度2<BR>9. 身近なジェンダー問題を探して<BR>10. 物語を通して考えるジェンダー1<BR>11. 物語を通して考えるジェンダー2<BR>12. 司法におけるジェンダー・バイアス:刑法と女性の権利、女性差別撤廃条約、DV防止法1<BR>13. 司法におけるジェンダー・バイアス:刑法と女性の権利、女性差別撤廃条約、DV防止法2<BR>14. 司法におけるジェンダー・バイアス:刑法と女性の権利、女性差別撤廃条約、DV防止法3<BR>15. 男性というジェンダーを、社会的な視点から捉え直すことを通して、 「男性らしさ」の社会的構築の様相や、男性であることをめぐって起こる 問題について考察する。 <BR><BR>授業の順番や内容について変更があるかもしれませんが、その場合は最初のガイダンスのときに連絡しますので、必ず出席してください。
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<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応> |
《電気電子システム工学科》 | A-1:人としての常識を持ち,人の社会性を認識する
人間形成科目部門を通じて自分を取り巻く環境の中で円滑かつ持続的に活動を続けるための常識を身につけるとともに,テーマ別教養科目部門の内,「文化系」「社会系」「国際交流系」の科目を通じて歴史や様々な文化,社会の仕組みを理解し,社会人としての良識と倫理,多様な価値観を理解する広い視野を備える | | 《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》 | (C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。 | ◎ | 《土木環境工学科》 | A.技術者の責務の自覚
土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。 | ○ |
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[学生による授業評価アンケートに関する記述] |
特記事項なし |