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授業科目名 基幹科目 文化の伝統と現代1・ものといのち
時間割番号 064001
担当教員名 御園生 拓/堀  裕和
開講学期・曜日・時限 後期・水・II 単位数 2
<対象学生>
医学部1年生、教育人間科学部及び工学部2年生(基幹科目)<BR><BR>(基幹科目は1・2年生は選択したテーマのうちの1科目、3年生以上は1科目のみ履修可能)
<授業の目的および概要>
この世界がどのように成り立っているのかについて,物質および生命という観点からの考察を行う.現象の本質や存在の根本原理について,思惟あるいは内観によって探求する形而上学に対し,物質および生命についての現代自然科学の知識を元に,さらにメタレベルを目指して迫ろうという野心的な試みである.<BR>また,わたしたちが生きている世界の解析を通じて,科学という行為についての新たな理解を得ることも目的とする.
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1 知識と視野世界と宇宙を科学的にとらえることができる,多面的な知識体系を得ることにより,自己を含めた存在の本質をとらえるところまでに視野を広げる.
2 能力と技能自己の視点を相対化する能力の涵養.
3人間性と倫理性物質と生命の本質をとらえることにより,その意味を考える深い人間性を身につける.
<授業の方法>
堀(もの担当)と御園生(いのち担当)が,六つのテーマについて交互に講義を行う.<BR>初回は授業ガイダンスで,この授業のねらいなどを紹介する.<BR>最後の回はまとめとして,世界というものについて二人でディスカッションを行う.<BR>必ず学生証による出席登録を行うこと.リアクションペーパーだけでは出席にはならない.
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 90  %どの程度自分の言葉によって世界を語ることができるのかを評価する 
2平常点/受講態度 10  %各回のテーマをどれだけ理解できたかおよび出席を評価する 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
自分と自分を取り巻く環境およびその中の多様な要素間の相互作用について知ることは,私たちを含む世界についての認識を深めることに通じます.<BR>真摯に聴いて,さらに考えましょう.求めれば与えられます.<BR>#質問などはできれば授業中にしほしいのだけれど,まあ,リアクションペーパーに書くのでもOK<BR>適宜,<HREF "http://www.js.yamanashi.ac.jp/~mist/Lecture/ml.html">詳細ページ</A>を参照のこと.
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
0.授業ガイダンス<BR>1.ものといのちの世界 I,II<BR>2.認識:相対化と絶対化 I,II<BR>3.階層構造:ミクロの視点・マクロの視点 I,II<BR>4.階層構造:相対化ループによる発展 I,II<BR>5.科学の行為:境界条件による世界の分割 I,II<BR>6.科学の意味:現象と理論の整合 I,II<BR>7.まとめとディスカッション,質疑応答等 I,II
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《電気電子システム工学科》
A-1:人としての常識を持ち,人の社会性を認識する
人間形成科目部門を通じて自分を取り巻く環境の中で円滑かつ持続的に活動を続けるための常識を身につけるとともに,テーマ別教養科目部門の内,「文化系」「社会系」「国際交流系」の科目を通じて歴史や様々な文化,社会の仕組みを理解し,社会人としての良識と倫理,多様な価値観を理解する広い視野を備える
 
《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》
(C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。
《土木環境工学科》
A.技術者の責務の自覚
 土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
まったくあたらしい視点を開くことができたとの評価を得ている.<BR>一方,内容がまだわかりにくいという指摘がなされているので,世界に対する新たな視点を提供するという点により重点を置いて説明したい.