授業科目名
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【ゼ】こころの健康づくり−自己理解と他者理解−
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時間割番号
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063623
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担当教員名
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伊藤 美佳
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開講学期・曜日・時限
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前期・月・II
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単位数
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2
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<対象学生>
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受講生は20名を限度とします。なお、後期開講「健康相談理論及び演習」の履修者は受講できません。
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<授業の目的および概要>
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コミュニケーションに関する理解を深めることやスキルアップを目的とします。講義では自分自身のものの見方・考え方を捉えていきます。また講義を通して出会う他者との相互受容の体験から自己理解や他者理解を深められるような講義を目指します。
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No | 重要度 | 目標 | 詳細 |
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1 | | 知識と視野 | 青年期は社会に出ていく一歩前の自己形成の時期にあたります。自分という土台づくりの時期とも言えます。自分をみつめ、また他者との関係について広く考え、体験から学びを得られるよう努めます。 | 2 | | 能力と技能 | コミュニケーションスキルを身につけることや自分自身のこころの健康予防・増進のためのスキルアップを図ります。 | 3 | ◎ | 人間性と倫理性 | 価値観が多様化している社会において、自分と異なる他者に対して寛容になっていくことが必要となります。しかしこれは言葉で言うほどたやすくありません。自分を知るだけではなく、生きることや他者と共に生きることなどど講義を通して学びを深めることが可能となるよう心がけます。 |
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<授業の方法>
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授業は個人ワーク・グループワークを中心に行います。講義に必要な資料は講師が用意します。受講者は初回より自分のペンネームを決め、毎回ひと言メッセージを書き記し、受講生全体で共有していきます。また講師からテーマを決めてのレポート提出が講義途中に含まれます。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 試験:中間期 | 10 % | レポート提出を課します。自分の考えを述べているかどうかをみます。 | 2 | 小テスト/レポート課題 | 20 % | 講義で学びえたことを含めてのレポートとなります。 | 3 | 平常点/受講態度 | 50 % | 主体的に取り組む姿勢をみていきます。 | 4 | 発表/表現等 | 20 % | 参加者全体でのコミュニケーションを技法として取り入れますので、自己表現がなされているかをみていきます。 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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講義を「受ける」というより主体的に「参加する」姿勢で臨んでください。
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<テキスト>
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(未登録)
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<参考書>
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(未登録)
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<授業計画の概要>
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受講生からの意見や要望を反映させ、内容を変更することがあります。予定としては以下の項目に関して進めていきます。<BR><BR>1.自分について(客観的自己評価)<BR>2.自分の考え方のクセをみつけよう(認知行動療法について)<BR>3.価値観の異なりを知るエクササイズ<BR>4.人が人を理解することについて<BR>5.効果的なコミュニケーション(アサーション)をめざして<BR>6.コミュニケーションのしくみについて<BR>7.発達段階における青年期<BR>8.心について<BR>9.感情と行動<BR>10.ストレスとコーピング(対処法)について
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<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応> |
《機械システム工学科機械デザインコース》 | (A)【機械工学の意義】
幸福・福祉の意義,自然と社会との係わりが理解でき,これらに及ぼす機械工学の影響が理解できる能力を身につける. | ○ | 《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》 | (A)情報処理技術者としての自らの活動が自然や社会,人に与える影響を理解し,問題解決にあたることができる知識と技術,およびコミュニケーションスキルを習得する | ○ | 《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》 | (C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。 | ◎ | 《土木環境工学科》 | A.技術者の責務の自覚
土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。 | ○ |
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[学生による授業評価アンケートに関する記述] |
学生からは受講してよかったという言葉が返り評価は高いかと思います。内容が簡単ということではなく、自分への気づきや人への気づきが得られ、対人関係でのヒントや学びを得たことが評価につながっています。 |