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授業科目名 社会系 【ゼ】子どもから見た教育問題
時間割番号 063213S
担当教員名 高橋 英児
開講学期・曜日・時限 後期・火・I 単位数 2
<対象学生>
授業科目に関心があり、積極的に参加するつもりのある全学部1年次生(全学生受講可)
<授業の目的および概要>
本授業では、今日議論されている教育問題とそれに関する言説を多角的に検討することを目的としています。特に「子ども」の視点からこれらを問い直していくことで、教育問題の中にある隠された「問題」を追求していくことを目的としています。
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1知識と視野 具体的な教育問題を多角的な視点(例えば「子ども」「大人」など)から検討し、その問題の現状と背景を掴むと共に課題について自分なりの考えを持つ。
2 能力と技能 関心のある教育問題に関して、調査し、情報をまとめ、発表できる。また、多人数での討論に参加し、互いの見解を深めることができる。
<授業の方法>
 学生の諸君のさまざまな問題意識や関心を交流しながら、具体的な資料(ビデオ、実践記録など)を用いた討論や参加者による発表の検討などを行います。また、参加者による問題提起や司会・進行も行います。<BR><BR> 昨年は、<BR>1.今、問題になっている教育問題(「学級崩壊」「児童虐待」など)について、具体的な資料を基に意見交換<BR>2.受講生から最近気になった教育問題に関するニュースを紹介してもらい、意見交換をする。<BR>3.受講生の問題関心に基づいて、「小学生に携帯電話は必要か」「世界の教育事情を考えよう−学力問題から」の2つについて、報告発表を行いました。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 50  %調査報告の内容(問題関心、調査内容、提起の仕方)で評価 
2平常点/受講態度 30  %日常の講義に積極的に参加しているかどうか 
3発表/表現等 20  %意見交換会で、自己の意見を発信し、相手と交流しているかどうか 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 授業者と学生が共同で主体的に進めていく授業を追求したいと思っています。「本当に少年犯罪はひどくなっているの?」「ゆとり教育は本当に子どもをダメにしたの?」など今の教育問題に関心や興味、疑問や意見のある人の積極的な参加を期待します。<BR> したがって、授業には個人の意見表明や集団討議を常に求めますので、受け身で参加する人の受講はお断りします。<BR> また、遅刻の多い人、欠席しがちな人は、途中で受講を断ることもあります。冬の朝一コマから始まる授業ですので、それなりの覚悟や心構えのある人を求めます。
<テキスト>
  1. 特に設けませんが、参考となる文献は講義の中で適宜紹介します。
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
 一昨年・昨年は、各受講生全員が問題提起を行い、それに基づいて意見を交換しました。それから、グループに分かれて調査し、発表と討論を行いました。<BR> 今年もそれを踏まえながら、教育問題について検討していく予定です。<BR> ゼミの進め方は、受講生の皆さんと相談しながら決めます。<BR> 予定は以下の通り。<BR>1:オリエンテーション‐問題関心の交流など<BR>2〜:テーマや内容などを受講生と共同で決定し、それに関する文献購読や調査発表、討論などを中心に進めていきます。<BR> 
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《機械システム工学科機械デザインコース》
(A)【機械工学の意義】
幸福・福祉の意義,自然と社会との係わりが理解でき,これらに及ぼす機械工学の影響が理解できる能力を身につける.
《電気電子システム工学科》
A-1:人としての常識を持ち,人の社会性を認識する
人間形成科目部門を通じて自分を取り巻く環境の中で円滑かつ持続的に活動を続けるための常識を身につけるとともに,テーマ別教養科目部門の内,「文化系」「社会系」「国際交流系」の科目を通じて歴史や様々な文化,社会の仕組みを理解し,社会人としての良識と倫理,多様な価値観を理解する広い視野を備える
 
《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》
(A)情報処理技術者としての自らの活動が自然や社会,人に与える影響を理解し,問題解決にあたることができる知識と技術,およびコミュニケーションスキルを習得する
《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》
(C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。
《土木環境工学科》
A.技術者の責務の自覚
 土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
 受講人数の関係で、授業評価アンケートは行っていない。