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授業科目名 文化系 山梨大学から見る大学の歴史と現在
時間割番号 063031
担当教員名 日永 龍彦
開講学期・曜日・時限 後期・金・III 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
 江戸時代から続く本学の歴史とともに大学の歴史を学ぶことを通じて、高校までに学んだ近現代史を別の角度から捉えなおすとともに、歴史的なものの見方、考え方を養うことを目的とする。授業は大きく、高等教育史(総論)と本学の歴史(各論)で構成されている。資史料を基にした講義を行なうとともに、個人やグループによる、それぞれの興味関心に応じた活動を通じて「山梨大学史」を学生が描いていくことも目指したい。その際、山梨大学が歩んできたそれぞれの時代に受講生と同年代であった学生たちが何を考え、行動したのか、その時、彼/彼女たちの居場所であった学び舎はどのようなものであったのか、各学部・学科・専修・研究室・講座にはどのような歴史があるのかを知ってもらいたい。こうした学びを通じて受講生一人ひとりが山梨大学で学んでいくことの意味を見出すきっかけになることを期待している。
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1知識と視野・山梨大学を含む大学の歴史が政治や経済などさまざまな要因に影響を受けていることを理解する。
・その上で大学が社会とどのような関係を作り上げていくべきかを多角的に考えることができる。
2 能力と技能・ものごとを歴史的に見たり考えたりすることができる。
・自分の調べたことや意見を文書にまとめて表現するとともに、他の受講生に説明できる。
3 人間性と倫理性・グループワークやフィールドワークを通じて、自分とは異なるものの見方や考え方を持つ他者の存在に気づき、その見方や考え方を尊重する。
・山梨大学が自らの学びの場所であると認識し、本学で学ぶことの意味を見出す。
<授業の方法>
必要に応じて受講生各自が事前に調べてきたことを基に授業を行なったり、授業内外でのグループワークにより本学の歴史を紹介する資料の作成と発表を行なうなど、双方向的な授業方法を採り入れていく。また、定期的に受講生が自らの学習状況を振り返るとともに、学期末に自分自身が何を学んだか振り返る機会を持ち、学習の定着を図りたい。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 25  %学生個々の興味関心により本学の歴史に関することをテーマに作成したレポートを評価対象とする。 
2平常点/受講態度 50  %学習ポートフォリオ等による授業内外での学習状況、予習課題への取り組み状況を評価対象とする。 
3発表/表現等 25  %授業内外のグループワークへの参加状況とその成果物を評価対象とする。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
歴史的なものの見方や考え方を養うだけでなく、大学での学びに必要なスタディ・スキルの獲得を目指した学生参加型の授業にしていきます。
<テキスト>
  1. 必要に応じて資料等を配付します。
<参考書>
  1. 丸田銓二朗(編), 山梨大学学芸学部沿革史, 山梨大学学芸学部
  2. 御園生桂三郎(編), 山梨大学工学部四十年史, 山梨大学工学部創立四十周年記念会
  3. 山梨県教育委員会, 山梨県教育百年史 第1・2巻, 山梨県教育委員会
  4. 山梨県, 山梨県史, 山梨県,
    (その他のリーディングリストは後日配布します。)
<授業計画の概要>
(受講生の興味関心や理解度により修正をすることがあります)<BR>第1回(10/8) オリエンテーション<BR>第2回(10/15) 高等教育の歴史(1) 欧米における大学の誕生とその展開<BR>第3回(10/22) 高等教育の歴史(2) 日本の近代化と高等教育<BR>第4回(10/29) 高等教育の歴史(3) 戦後大学改革<BR>第5回(11/12) 高等教育の歴史(4) 大学の量的拡大<BR>第6回(11/19) 高等教育の歴史(5) 規制緩和と国立大学法人化<BR>第7回(11/26) 山梨大学の法人化<BR>第8回(12/3) 山梨大学と山梨医科大学の統合<BR>第9回(12/10) 山梨医科大学の設立<BR>第10回(12/17) 山梨大学の教養教育<BR>第11回(1/7) 専門学校・師範学校から大学への昇格<BR>第12回(1/21)アジア・太平洋戦争と山梨の高等教育機関<BR>第13回(1/26) グループワークの成果の報告(1)<BR>第14回(1/28) グループワークの成果の報告(2)<BR>第15回(2/4) 授業の総括・学習の振り返り・授業アンケート 
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
A.技術者の責務の自覚
 土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
本年度初めて開講されるため、特段記載すべき事項はありません。