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授業科目名 文化系 暮らしと言語表現
時間割番号 063022
担当教員名 須貝 千里
開講学期・曜日・時限 後期・水・II 単位数 2
<対象学生>
全学生対象
<授業の目的および概要>
<小説>とは何かを考えていく。この思索は「暮らし」と「言語表現」との間にどのような問題が潜んでいるかについて考えていくことである。そこには《他者》と「私」を巡る問題が潜んでいる。《他者》と「私」って?「私」は「私の中の他者」を生きている。ときに「了解不能の他者」の現れに翻弄されることがあるというような。どういうこと?今年度取り上げる作家は、坂口安吾 宮澤賢治、村上春樹、川上弘美、あまんきみこさんなど。
<到達目標>  到達目標とは
No重要度目標詳細
1知識と視野「言葉の力」とは何か、の探究。
2 能力と技能文章技術の習得。
3 人間性と倫理性了解不能な〈他者〉と共に生きること。
<授業の方法>
基本的には講義、ときに課題を課し、レポートの提出を求む。問答・発表・討論もあり。受講生の提出作品を授業内で紹介し、講評する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 50  %毎時間授業内の課題が出します。最後の作品提出が大切です。 
2平常点/受講態度 50  %出席するだけでなく、意見を求めます。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
面白い小説の読み方教えます。<BR>小説が飯より好きな人、来たれ。
<テキスト>
  1. 必要に応じて配布する。
<参考書>
  1. 必要に応じて紹介する。
<授業計画の概要>
 1 問題提起(1)「暮らしと言語表現」の不仲につて。<BR> 2 問題提起(2)「言語論的転回」について<BR> 3 問題提起(3)「言葉の力」について<BR> 4 問題提起(4)小説と物語の違いについて<BR> 5 作品を読む(1)<BR> 6 作品を読む(2)<BR> 7 作品を読む(3)<BR> 6 作品を読む(4)<BR> 9 作品を読む(5)<BR> 10 作品を読む(6)<BR> 11 作品を読む(7)<BR> 12 受講生の作品を読む(1)<BR> 13 受講生の作品を読む(2)<BR> 14 受講生の作品を読む(3)<BR> 15 再び、小説と物語の違いについて
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《機械システム工学科機械デザインコース》
(A)【機械工学の意義】
幸福・福祉の意義,自然と社会との係わりが理解でき,これらに及ぼす機械工学の影響が理解できる能力を身につける.
《電気電子システム工学科》
A-1:人としての常識を持ち,人の社会性を認識する
人間形成科目部門を通じて自分を取り巻く環境の中で円滑かつ持続的に活動を続けるための常識を身につけるとともに,テーマ別教養科目部門の内,「文化系」「社会系」「国際交流系」の科目を通じて歴史や様々な文化,社会の仕組みを理解し,社会人としての良識と倫理,多様な価値観を理解する広い視野を備える
 
《コンピュータ・メディア工学科 コンピュータサイエンスコース》
(A)情報処理技術者としての自らの活動が自然や社会,人に与える影響を理解し,問題解決にあたることができる知識と技術,およびコミュニケーションスキルを習得する
《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》
(C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。
《土木環境工学科》
A.技術者の責務の自覚
 土木環境技術が人間社会や自然環境の変化に及ぼす効果・影響を理解し、自然と調和した人類の持続的発展のために土木環境技術者が果たすべき責務を自覚する。
[学生による授業評価アンケートに関する記述]
おもしろい小説を紹介されて読むことができた。<BR>先生の読み方が斬新で、楽しかった。<BR>学生の作品を紹介していただいて、どれもがすばらしく、刺激を受けた。