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授業科目名
担当教員
コンピュータネットワーク実習
森澤 正之/鍋島 英知
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
273761 2 G 3 後期 I-II
[概要]
インターネットは近年急速に発展をとげ,現代の情報化社会の中核を成している.本実習の目的は,ネットワークの構築実習を通じて,インターネットを支える基盤技術を習得することである.具体的には,プロトコルを階層化することの意味を理解し,各層の実装例を学ぶ.小中規模なネットワークを現実に設計・構築する実用的な技術を学び,トラブルを解決する方法論を身につける.<BR><BR>カリキュラム中での位置付け:<a href="http://www.cs.yamanashi.ac.jp/g/JABEE/curriculum/">Gコースのカリキュラム</a>
[具体的な達成目標]
(1)OSI参照モデルを実存するプロトコルと関連づけて理解できる.<BR>(2)IPアドレッシング,IPルーティングの原理が理解できる.<BR>(3)ルータを含む小中規模なネットワークの構築ができる.<BR>(4)階層モデルに基づいた系統的なトラブルシューティングができる.
[必要知識・準備]
講義「コンピュータネットワーク」を履修済み,または本授業と同期に履修している必要がある.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 65  %オンラインの期末試験(15点)およびグループ毎の実技試験(50点)で評価する 
2試験:中間試験 20  %オンラインの中間試験で評価する 
3小テスト/レポート課題 10  %オンラインの小テスト(各5点)を2回実施する 
4発表/表現等 5  %学生による発表の相互評価を行う 
[教科書]
  1. WEB にて教材を提供する.教科書購入の必要はない.
[参考書]
  1. マスタリング TCP/IP 入門編 第3版, オーム社, ISBN:4274064530
  2. Philip Miller 著,苅田 幸雄監訳, マスタリング TCP/IP 応用編, オーム社, ISBN:4274062562
  3. Todd Lammle 著,生田 りえ子/井早 優子 訳, Cisco CCNA 認定ガイド 第4版, 日経BP社, ISBN:4822281884
[講義項目]
 1.概要説明,ネットワーキングの概要<BR> 2.ネットワーキングの基礎,LAN と WAN のケーブリング<BR> 3.イーサネットの基礎,イーサネットテクノロジ<BR> 4.簡単なネットワークの構築実験,ケーブル作成実習<BR> 5.イーサネットスイッチング,TCP/IP プロトコルスイートと IP アドレッシング<BR> 6.ルーティングの基礎とサブネット(レイヤ3),TCP/IP のトランスポート層とアプリケーション層<BR> 7.中間試験<BR> 8.WAN とルータ,ルータの概要<BR> 9.ルータの設定<BR>10.その他のデバイスについて,Cisco IOS ソフトウェアの管理<BR>11.ルーティングとルーティングプロトコル<BR>12.ディスタンスベクタルーティングプロトル, アクセスコントロールリスト<BR>13.実技演習(指定のネットワークを構築1)<BR>14.実技演習(指定のネットワークを構築2)<BR>15.期末試験
[教育方法]
・ネットワークの構築するために必要となる基礎知識を,第1〜6回までの講義で学ぶ.特に第3〜6回の講義では,学生が主体となって講義内容を発表する.このため,学生は自分の担当範囲に対して深く理解する必要がある.また発表によってプレゼンテーション能力の向上を図る.<BR>・第8回以降の講義では,ルータを数台含むネットワークの構築に取り組む.3名もしくは4名のグループを構成し,グループ単位でネットワークの構築に取り組む.グループ単位で作業することにより,講義前半で学んだネットワークの基礎知識が不足する学生であっても,グループのメンバー同士で相互に理解を深め合うことが可能となる.これにより,途中で落ちこぼれる学生が減ることを期待する.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》
(A) マルチメディア情報ネットワーク技術に習熟した情報処理技術者としての基盤となる基礎的素養及び基礎的スキルを修得する。
(B) 自身のアイディア及び自身が開発した製品・技術を相手に応じて効果的に伝えるためのプレゼンテーション力を修得する。
(G-1)ネットワークアプリケーションを開発構築・維持管理する基礎的技術
(G-2)マルチメディアコンテンツを開発処理する基礎的技術
[その他]
(未登録)