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授業科目名
担当教員
プログラミングI演習
小俣 昌樹/茅  暁陽
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
253126 1 G 1 前期 IV
[概要]
プログラミングとは,コンピュータに対して一連の処理の指示を与える作業のことである.この一連の処理の指示をプログラムとよび,プログラムを記述するための人間にとって扱いやすい言葉で構成された言語をプログラミング言語とよぶ.<BR>本授業では,現在最も普及しているプログラミング言語のひとつであるC言語を用いて,手続き型言語によるプログラミングの基礎概念を実践的に学ぶ.このために,受講者は,講義(プログラミングI)で学んだC言語の文法を確認しながら,プログラムを作成する.そして,プログラムの作成を通して,基本的なアルゴリズムについて学ぶ.本授業は,後続のプログラミング演習に関する授業やソフトウェア開発に関する授業のための基礎的な位置づけにある.<BR>カリキュラム中での位置付け:<a href="http://www.cs.yamanashi.ac.jp/g/JABEE/curriculum/">Gコースのカリキュラム</a>
[具体的な達成目標]
・知識:コンパイラ言語プログラムの実行機構の理解<BR>    (コンパイラ,ソースプログラム,手続き型プログラム言語)<BR>・技能:C言語による簡単なプログラムの作成<BR>    (ループ,制御構造,配列,関数,ファイル処理,ポインタ)
[必要知識・準備]
対象学生は,計算機の基本的な使い方(特に,Linuxオペレーティングシステム上の代表的なソフトウェアの使い方)を習得済みであること.<BR>また,本授業は,講義「プログラミングI」の演習であるため,「プログラミングI」 を履修申告済みか,既に履修済みであること.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 40  %解答時間制限のオンライン試験で,データ構造の理解力,アルゴリズムの理解力,プログラミングの基本概念の理解力,プログラムの実行機構の理解力,および簡単なプログラムの作成力を評価する. 
2試験:中間試験 30  %解答時間制限のオンライン試験で,データ構造の理解力,アルゴリズムの理解力,プログラミングの基本概念の理解力,プログラムの実行機構の理解力,および簡単なプログラムの作成力を評価する. 
3小テスト/レポート課題 30  %簡単なプログラムの作成力を評価する. 
[教科書]
  1. 鑰山徹, C言語とアルゴリズム演習, 工学図書, ISBN:476920230X,
    (「プログラミングI」で使用する教科書と同じ.)
[参考書]
  1. B.W.カーニハン/D.M.リッチー 著,石田晴久 訳, プログラミング言語C ANSI規格準拠, 共立出版, ISBN:4320026926
[講義項目]
※受講者の理解度に応じて内容を変更する場合がある.<BR><BR>第 1回<BR> ・プログラミングのための基礎知識<BR>第 2回<BR> ・簡単なプログラム<BR> ・四則演算・選択構造の表現I(2分岐)<BR>第 3回<BR> ・選択構造の表現II(多分岐I)<BR>第 4回<BR> ・選択構造の表現III(多分岐II)<BR>第 5回<BR> ・反復構造の表現I(反復構造の基本)<BR>第 6回<BR> ・反復構造の表現II(繰り返しの処理,累計計算)<BR>第 7回<BR> ・ここまでの復習I<BR>第 8回<BR> ・中間試験<BR>第 9回<BR> ・配列I(1次元配列)<BR>第10回<BR> ・配列II(2次元配列)<BR> ・ファイル処理<BR>第11回<BR> ・ソート<BR> ・関数の定義と利用<BR>第12回<BR> ・ポインタ<BR> ・リンク<BR> ・インクルードファイル<BR>第13回<BR> ・ここまでの復習II<BR>第14回<BR> ・期末試験
[教育方法]
本授業では,コンピュータを使用して演習をおこなう.<BR>冒頭に担当教員がその回の演習内容および課題について説明する.その後,受講者は,この説明に基づいて,教科書やWebテキストを見ながらプログラミングの課題に解答する.このとき,担当教員やティーチングアシスタントが巡回して,受講者からの質問に随時答える.そして,担当教員が,受講生のプログラミングの様子に合わせて,随時補足説明をおこなう.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《コンピュータ・メディア工学科 情報メディアコース》
(A) マルチメディア情報ネットワーク技術に習熟した情報処理技術者としての基盤となる基礎的素養及び基礎的スキルを修得する。
(C) 科学技術が社会や自然に及ぼす影響や効果までを考慮できる多面的な地球的視野を会得し、国際的なコミュニケーションを可能とする基礎能力を修得する。
(E) 情報化社会における要求に対して問題分析を行い、専門的知識に基づく創意工夫によってそれを解決するまでの問題発見デザイン能力を修得する。
(G-3)コンピュータヒューマンインタフェースを開発構築する基礎的技術
[その他]
本授業では,山梨大学 e-Learning システム(Moodle)を使用します.<BR>http://moodle.yamanashi.ac.jp/moodle/