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授業科目名
物理科学(物理学1)
担当教員
秋山 真治
時間割番号
単位数
履修年次
期別
M000031 2 1 通期
[学習目標]
>>講義項目
[授業計画
 広い意味の物理学すなわち物理科学は次のような特徴をもって発展しています。<BR>(1)自然現象の中で,比較的単純で,普遍的な現象を数量的に観測する。<BR>(1')実験によって人為的に自然現象を起こし,数量的に測定する。<BR>(3)それらの現象に表れている法則性を発見し,観測(測定)結果を説明・予言する。<BR>(4)なぜそのような法則性があるのか,ある自然像(理論)によって説明を試みる。<BR>(5)その自然像(理論)の当否を,実験や観測を行って検討する。<BR> 講義では,まず,物理学を可能な限り基礎から説明します。<BR>具体的には,古典力学,熱力学,統計力学,電磁気学,相対性理論,量子力学を基礎から説明します。<BR>基礎から説明するとは,どのような法則がどのような実験(観察)により<BR>発見されたか,また,その法則によって観測(測定)結果がどのように説明・予言できるか,<BR>さらに,その法則はどんな自然像(理論)から導かれるのか,説明することです。<BR>ついで,教科書にある数多のライフサイエンスへの適用例を学びます。<BR>この学習を通じて,受講者が<BR>1. 科学の発展の具体的なプロセスを知識として得ること,<BR>および,<BR>2. 物理的な手法や見方を生命に適用することが,現代の生命科学の発展の礎にあると理解すること<BR>が本講義の目標です。<BR>[補足事項]<BR> 受講者が教科書を予習して受講していることを前提に講義します。<BR>教科書の順序に従って,毎回ひとつの章ずつ講義する予定です。<BR>また,毎回の講義で,質問の回答や講義の感想などを回答用紙に記入してもらいます。
[到達目標]
受講者が<BR>1. 科学の発展の具体的なプロセスを知識として得ること,<BR>および,<BR>2. 物理的な手法や見方を生命に適用することが,現代の生命科学の発展の礎にあると理解すること<BR>が本講義の目標です。
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 40  %achievement&originality 
2小テスト/レポート課題 20  %achievement&originality 
3平常点/出席点 40  %rate of attendance 
[教科書]
  1. ライフサイエンス物理学, 廣川書店, ISBN:4567750012,
    (この教科書を使うのは今年で6年目です。生命科学への応用例がたくさん載っています。)
[参考書]
  1. Advancing Physics AS, Institute of Physics Publishing, ISBN:0750305851,
    (イギリスの物理協会が作った高校生向けの教科書の前半。斬新な構成で、読んでいてとてもおもしろい。)

  2. Advancing Physics A2, Institute of Physics Publishing, ISBN:0750306777,
    (参考書1の続編。)

  3. Physics, Prentice-Hall, Inc., ISBN:0136331246,
    (アメリカの典型的な(分厚い)大学初年次学生向けの教科書。具体例が豊富。)

  4. アドバンシング物理AS, Springer Tokyo, ISBN:4431711031,
    (参考書1の日本語版。)

  5. アドバンシング物理A2, Springer Tokyo, ISBN:4431711678,
    (参考書2の日本語版。)