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授業科目名  工芸特論
時間割番号 535501
担当教員名 菅沼 研一
開講学期・曜日・時限 前期・月・VI 単位数 2
<対象学生>
全大学院生
<授業の目的および概要>
金属工芸、特に銅合金、鉄からの制作を例に取り解説する。タタラ製鉄による玉鋼の入手法や慇周銅器製作法から始め、古代より現代に至る金工の基本となる製作作法をできるだけ多くの優れた作品で紹介し専門性をより深くすることに努める。
<到達目標>
実践的技法、素材特性の理解をのぞく金属工芸の基本知識の習得を目指す。
<授業の方法>
スライド、ビデオによる紹介と講議
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 40  %レポートにて授業で得られた知見を記録し評価の対象にする。 
2平常点/出席点 20  %出席点を基本にレポート等の評価を加点する。 
3発表/表現等 40  %各テーマでのレポート発表を課し評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
学部の授業(工芸文化論・工芸理論・金属工芸I、II)を更に深く専門としての掘り下げた理解を目指す。自分の研究テーマにどう即するか問題意識を持って受講して欲しい。
<テキスト>
  1. なし
<参考書>
  1. 授業の中で紹介する
<授業計画の概要>
1. ガイダンス<BR>2. 素材と技法による造形<BR>3. 金属製作法<BR>4. 慇周銅器(夏・周) <BR>5. 慇周銅器(春秋戦国他)<BR>6. タタラ製鉄 <BR>7. 東大寺大仏の製作法<BR>8. 正倉院の金工<BR>9. 梵鐘<BR>10. 茶釜(天明・芦屋)<BR>11. 茶釜(長野至志)<BR>12. 刀剣(宮入昭平)<BR>13. 他の古代から江戸までの金工 <BR>14. 明治以降の金工<BR>15. まとめ