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授業科目名  西洋史特論A
時間割番号 531205A
担当教員名 皆川 卓
開講学期・曜日・時限 前期・火・II 単位数 2
<対象学生>
大学院修士課程に属する学生。
<授業の目的および概要>
近世国家研究の諸問題を扱う。16~19世紀のヨーロッパは、カトリックの「キリスト教共和国」たることを止め、それぞれの社会的条件に従ってさまざまな国制を採るに至った。その多様性を理解する鍵となるのが、身分制国家研究である。近世・近代ヨーロッパ諸国において身分制はいかなる役割を果たしたか。イギリス議会史研究, フランス絶対王政・社団国家論, 神聖ローマ帝国(ドイツ)の等族制・国家連合論, ポーランドの“Rzeczpospolita“(貴族共和政)それぞれの特徴と、現在の先端的研究アプローチを紹介し、受講者が関心を持つエリアにおける国制史・政治史研究の方法論的基礎を学んでもらう。
<到達目標>
受講者の必要に応じて、高レベルの中等教育に耐えうる専門知識を修得し、あるいは大学院博士課程への入学に必要とされる文献・史料読解力をつける。
<授業の方法>
少人数によるレクチャーと議論が基本。参加者の希望に任せて研究報告を交える。参加者の能力によってはドイツ語、フランス語、イタリア語、ラテン語のテキスト購読も可能。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1平常点/出席点 50  %講義理解力/問題設定能力 
2発表/表現等 50  %論理的思考力/表現力 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. テーマ別のテキストを併用(教場で指示)
<参考書>
  1. 教場で適宜指示する
<授業計画の概要>
参加者と相談の上決定する。