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授業科目名
指導教員
工業電気化学特論
古屋 長一/柴田 正実
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
416220 2 (未登録) 1 後期 II
[概要と目標]
電気化学という学問は化学と電子がかかわるほとんどすべての分野を対象とすることから、電気化学の基礎・理論を核として、電池、電解プロセス、表面処理、エレクトロニクス、機能材料などの様々な応用分野が形成されている。最近では電子工業はじめ種々の製造プロセスの中でウエット処理が再認識されつつあり、電気化学の学問的基礎に裏打ちされた表面処理技術が注目されている。また、燃料電池の電極としてよく知られているガス拡散電極は工業電気化学の分野で多くの応用が期待されている。本講義では、工学的な要素技術として重要な表面処理およびガス拡散電極の基礎から応用について理解を深める。
[到達目標]
工業電気化学の基礎・応用力を身につける。
[専攻の目標と講義の目標との関連性]
原子・分子とその集合体の持つ様々な性質に基づいて、機能性材料の設計や分析・評価、新素材の開発と応用ができる、高度な研究能力・技術開発能力を持った研究者・高級技術者を育成することを目指し、本授業を通して電気化学の学術的な基盤を教授するとともに、修得した先端的知識と技術を駆使して新規産業分野を開拓し、さらに発展させることのできる創造的な人材を育成する。
[必要知識・準備]
物理化学、電気化学の基礎知識
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 50  %課題に対する取り組み内容 
2平常点/出席点 50  %受講態度 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.電気化学の基礎および表面処理概論、 2.電気化学測定法<BR>3.金属の電析、 4.電気めっき、 5.無電解めっき<BR>6.アノード処理、 7.腐食と防食<BR>8.ガス拡散電極の機能及びその応用についての概要<BR>9.ガス拡散電極の構成材料について、カーボンブラック、PTFE、触媒<BR>10.カーボンブラックの分散、界面活性剤の作用<BR>11.分散液の評価、ゼータ電位、粒径、ガス透過能<BR>12.各種ガス拡散電極の作製方法とその評価、ガス透過能、比抵抗、強度<BR>13.ガス拡散電極の性能の評価、酸素還元活性について<BR>14.ガス拡散電極の各種応用について<BR>15.まとめ