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授業科目名
指導教員
解析化学特論
木羽 信敏/川久保 進
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
416200 2 (未登録) 1 前期 II
[概要と目標]
機能材料の開発やその環境への影響を評価するためには、目的に合わせて分析試料を解析し、化学的情報を得る必要がある。本講義では、(1)試料のサンプリング、(2)分析種の分離、(3)その分析種の計測、(4)検出した信号の情報化、(5)その情報に基づく判断又は予測における化学的情報の流れを総合的に解説する(木羽担当)。また、内外の専門誌から最近の解析化学の動向を、受講者のニーズに合わせて紹介し、超微量成分を解析する力を養う(川久保担当)。
[到達目標]
新素材の創製開発や新たな環境問題の解析などに不可欠な、物質情報を得るための先端的解析技術を養う。
[専攻の目標と講義の目標との関連性]
環境への影響も考慮した先端材料を研究開発できる人材養成にあたって、物質情報を得るための高度な解析技術の習得は重要である。
[必要知識・準備]
大学院前期課程程度の分析化学に関する素養と英語読解力を必要とする。最近のセンサ技術及び先端材料の知識と市販されているセンサに関する知識を必要とする(木羽担当)。受講生は、自分の研究分野その他において興味のある分析方法、分析装置、分析対象(分析試料)を挙げられるようにすること(できれば、文献を持参すること)(川久保担当)。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 50  %講義内容等の理解度、自己学習の度合 
2発表/表現等 50  %討論力 
[教科書]
  1. 先端材料ハンドブック, 朝倉書店, ISBN:4254200390,
    (木羽担当)

  2. 受講者(または担当教員)が選定した学術論文や報告をテキストに使う(川久保担当)
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
木羽担当<BR>1.化学的情報の特性<BR>2.化学計測用機能材料の特性<BR>3.サンプリング方法と理論<BR>4.分析種の分離方法と理論<BR>5.分析種の計測方法と理論<BR>6.信号の情報化方法と理論<BR>7.情報に基づく予測の方法と理論<BR>8.計測プローブから得られる信号<BR>9.応用例<BR><BR>川久保担当<BR>受講生の希望する分野に合わせて決める。例えば、<BR>1.最近の状態分析法<BR>2.状態分析法の応用<BR>3.最近の現場分析技術<BR>4.その他 <BR>の分野を扱う。