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授業科目名
指導教員
運動療法(ダンスセラピー)特論
木村 はるみ
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
414160 A 2 (未登録) 1 後期 V
[概要と目標]
ダンスと治療について実践的な観点から考える。諸ボディーワークについての考察でもあるが、<BR>主としてR.シュタイナーの思想と理論より生まれたオイリュトミーの芸術・教育・治療の在り方に焦点を当てる。<BR>身体を動かすことの自己への働きかけについて、体験を通して考察する。<BR>世界観を伴う身体運動の効用について、諸感覚の変容とともに厳密に捉え、実人生に生かす方法を考える。特に言葉を発すること、音を体験すること、色彩を体験することなどについて考える。人智学的医療の現在と治療の在り方について、調べていく。
[到達目標]
実際に身を持って体験することをこころがける。ワークショップなどに参加する。<BR>自分の分野と関連付けて考える。自分の実人生に生かして考える。
[専攻の目標と講義の目標との関連性]
非科学的と考えられがちな個人的体験を尊重し、人間理解の根本として、想像力とVirtualityの重要性を、自分の科学的思考の中で位置づけられる力量をつけ、将来の研究に役立てる。
[必要知識・準備]
諸芸術療法や心理療法などについて一般的な知識と興味<BR>R.シュタイナーの思想やオイリュトミーについての興味<BR>実技を伴いますので、簡単に動ける服装の準備<BR>そして、底の薄いシューズをご準備ください。<BR>音楽や舞踊経験のある方は大歓迎です。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 60  %自分で参加したワークへのレポート 
2平常点/出席点 20  %理論や背景の理解 
3発表/表現等 20  %実技を体験する 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 高橋 巌, オイリュトミー芸術, イザラ書房
  2. EURYTHMY AS VISIBLE MYSIC, RUDOLF STEINER PRESS, ISBN:0854403094,
    (日本語訳もあるようです)

  3. EURYTHMY AS VISIBLE SPEECH, RUDOLF STEINER PRESS, ISBN:0854404201,
    (日本語訳もあるようです。)
[講義項目]
主として以下のような内容を扱う<BR><BR>・この世を生きる器としての身体と自我<BR>・三分節化による人間理解<BR>・言葉の力(母音・子音・言葉)<BR>・音楽の力(音・長短・リズム・明暗・インターバル・楽曲)<BR>・色彩体験<BR>・フォルム<BR>・時間と空間<BR>・コスモロジー<BR>その他、関連領域の医者・数学者・教育者・芸術家・治療者などの<BR>実践家の知識を参考としてディスカッションを行う。