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授業科目名
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担当教員
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量子化学特論
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平岡 賢三
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時間割番号
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単位数
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コース
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履修年次
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期別
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曜日
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時限
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327095 | 2 | (未登録) | 1 | 後期 | 金 | II | ||||||||||||
[概要と目標] | ||||||||||||||||||
量子力学で偉大な功績を残したDiracは、1930年代においてすでに、量子力学こそが化学の御用学問であり、いかなる自然現象も、量子力学の登場で予測可能である、との見解を示した。いまや、ナノテクノロジーの基礎知識としての量子化学の重要性を疑う者はいない。原子、分子を取り扱うナノテクにおいては、量子力学の原理、概念を駆使して、新しいものつくりに活かすことが不可欠な戦略となっている。学部では、原子、分子、集合体の性質から量子化学的考え方を学んだ。本講義では、波動方程式を出発点として、量子力学から、自然現象の本質の理解を深める。量子力学は、極めて奥が深く、多くの書籍を読破し、また実験結果を量子化学的な立場から考察するという積み重ねで、初めて身につくものである。近道はありえず、根気よく学ぶ基本姿勢がないと身につきにくい。深遠な学問に挑戦できるのは学生時代しかない。ぜひ化学者としての真の教養を身につけて欲しい。 | ||||||||||||||||||
[到達目標] | ||||||||||||||||||
量子論の概念、原子、分子、波動力学、分子集団、などの量子力学的知識を修めることで、ミクロの至点からマクロ現象を理解し把握する力を養成すること | ||||||||||||||||||
[必要知識・準備] | ||||||||||||||||||
分子の化学結合論、3原子分子の化学結合、混成軌道、ポリエンの量子論、錯体、分子間力、化学反応と分子統計熱力学 | ||||||||||||||||||
[評価基準] | ||||||||||||||||||
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[教科書] | ||||||||||||||||||
(未登録) | ||||||||||||||||||
[参考書] | ||||||||||||||||||
(未登録) | ||||||||||||||||||
[講義項目] | ||||||||||||||||||
粒子性と波動性、波動方程式、角運動量の保存、水素原子の波動論、スペクトル項、HOMO-LUMOとフロンティア軌道論、並進エネルギーと量子化された回転・振動・電子エネルギー、van der Waals 結合と水素結合、電子分光法 |