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授業科目名
担当教員
環境数理解析特論
安尾 南人
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
324235 2 土木環境工学 1 前期 IV
[概要と目標]
1970年代頃B.B.マンデルブローによって導入されたフラクタルの概念は、その後に環境科学の様々の分野においても用いられるようになって来ている。この授業では、フラクタル幾何学の基本的事項とその周辺の数理とについて考察し、その理解を深めることを目標とする。
[到達目標]
フラクタル幾何学の理論的土台をなす数理について、位相や測度の概念などの基礎的事項の理解を深め、フラクタル幾何学の応用への展望を図る視点からの数学的素養を身に着ける。
[必要知識・準備]
数学における線形代数学や微分積分学での基礎的知識、および物理学の初歩的な知識を持っていること。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 90  %要求される基本的内容の理解が得られている。 
2平常点/出席点 10  %受講への積極性 
[教科書]
  1. フラクタル幾何学, 共立出版, ISBN:432001801X
[参考書]
  1. フラクタル幾何学の技法, シュプリンガー・フェアラーク東京, ISBN:4431709932
  2. フラクタル集合の幾何学, 近代科学社, ISBN:4764910136
  3. フラクタル数学, 東京図書, ISBN:4489003323,
    (十年以上前に刊行された本なので、新規購入の可能性は不明。)
[講義項目]
全15回(期末試験は行なわない)のうち:<BR><BR> 1〜 6回目位まで「集合、位相および測度の一般論」<BR> 7〜12回目位まで「ハウスドルフ測度、ハウスドルフ次元、ボックス次元について」<BR>13〜15回目位まで「フラクタル幾何学の技法と応用について」<BR><BR>として、講義を進める予定。