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授業科目名
担当教員
水工システム設計特論
砂田 憲吾
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
324090 2 (未登録) 1 後期 I
[概要と目標]
 河川における流水・流砂・河川環境の管理に関わる水工システムの構築のために,現象理解,設計外力・設計の基本理念について述べる.講義では流れの場に生ずる多様な過程を合理的に把握するための方法論の構成という視点から考えてゆく.すなわち,河川における高水の発生と伝播,流送土砂流の把握,河床の洗掘と堆積の機構について講義する.さらに,特に河道内の生態系の基盤をなす植生の繁茂に注目しながら,河川の環境の保全に配慮した永続的な水工システムの設計の考え方を示す.講義の終盤では,実際の河川で生じている水工学上のさまざまな課題と最近の研究成果についても紹介する.
[到達目標]
I.土砂水理学の基礎を理解する.<BR>I.河川計画における最近の問題点を理解する.<BR>II.河道計画の中心部分を占める,河床変動計算の方法を学ぶ.<BR>III.河川計画における最近の問題点を理解する.
[必要知識・準備]
・水理学<BR>・基礎的な流体力学<BR>・水文学
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 70  %講義理解力、自発的勉学 
2平常点/出席点 30  %70%以上の出席率を前提に、知識獲得の過程を評価 
[教科書]
  1. 必要に応じて、適宜資料・プリントを配布する。
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.開水路の水理学<BR>2.流砂現象<BR>3.限界掃流力と流砂量式<BR>4.河床変動の形態<BR>5.河床変動計算法(1)<BR>6.河床変動計算法(2)<BR>7.実河川における河床変動の実態<BR>8.河道の計画に関する最近の研究成果