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授業科目名
担当教員
機械実習大要
教育主任/清水  毅
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
282000 S 1 S(03生以前の過年度生) 3 前期 IV-1〜V-1
[概要]
電気系の技術者・研究者が新たな製品の設計・開発・製作に取り掛かるとき機械工作の基本を熟知していることは、ものづくりの基本である。基本的な機械加工からCAD/CAMを用いた最新の加工まで幅広い実習体験により、機械工作法の概要を理解する。<BR> 機械加工に関わる製品の製作は概ね次のような手順で実施される。(1)製品の概要を描く。 (2)JIS規格に沿って各部品の精密な図面を描く。(3)部品の工作が現在手元にある加工機械で可能かどうか検討する。(4)材料の検討。(5)加工に適応する工作機械を使って実際に加工に取り掛かる。(6)加工した部品を組み合わせて初期の目的に合致した製品であるかどうか評価する。<BR> 以上のような内容を理解するために、各自が製作する製品の検討・図面の書き方を講義・実習を通して学ぶ。 
[具体的な達成目標]
(1)JIS規格の沿って正確な機械工作図面を描けるようになる。 <BR>(2)三画図法に沿って描かれた図面を読んで、その図面が意図している製品の組み立てず等を描 けるようになる。<BR>(3)各種機械工作機器、工具等の名称、性能を理解する。<BR>(4)各種機械工作機器の操作方法を習得して金属材料の研削、研磨等が出来るようになる。<BR>(5)与えられた製作図面を読み解き、精度よく機械加工ができるようになる。
[必要知識・準備]
山梨大学発行の「実験実習における安全マニュアル」の機械工場編を熟読しておくこと。授業開始に先立ち機械実習ガイダンスを実施するので必ず出席して受講登録をすること。特に実習着の指定はしないが、上着裾がヒラヒラしないもの。汚れてもよい物を着用のこと。また、必ず靴をはくこと。サンダル履きでは実習を受けることはできない。実習に臨む場合、作成したネームプレートを必ず着用すること。実習には真摯な態度で臨み実習指導教官の指示に従うこと。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 50  %課題の60%以上を達成しているときに合格とする 
2平常点/出席点 50  %自分の役割を把握し、他者とグループの中での自分の役割、相互関係を考慮しながら連携して課題を遂行できたか 
[教科書]
  1.  特に必要としない。指導教官が口頭、板書き、工場作成資料等により説明する。
[参考書]
  1.  特に指定はしないが、レポートを執筆する際、機械工作法、機械加工学等の書籍が必要となる。
[講義項目]
 <BR>1、機械加工および実習に関して全般的な概要説明及び講義・実習に際しての注意等を行う。<BR>  J I S にもとずく機械製図の基本を学ぶ。<BR>2、工作機械である旋盤、フライス盤、形削り盤を用いて丸軸、平面、穴あけ、溝などの切削加工。<BR>3.金属を加熱して加工する鍛造、金属を溶融し型に流して加工する鋳造。<BR>4.金属を加熱して接合する溶接。<BR>5.放電現象を用いて金属を溶融して加工する放電加工。<BR>6.CAD/CAMによりNCプログラムを作成し、マシニングセンタによる最新の自動切削加工。<BR>  <BR>  <BR>  <BR>  <BR> <BR> <BR> <BR> <BR> <BR> 
[教育方法]
ものつくり教育実践センターで各種機械工作機械を使って、研削、研磨等の作業をとおして実技を磨く。各テーマに数人づつ配置し、班毎に取り組む。原則個人個人が作業を行う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
C-5:電気電子工学分野の実験を計画し,遂行する能力を養う<BR>電気電子システム工学分野では、様々な測定装置、製作装置等が使われており、技術者としてこれらの装置を設計したり製作したりする能力が要求される。本実習を修得して機械工作についての理解を深め、かつ機械工作も出来る電気技術者になることを目指す。
[その他]
(未登録)