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授業科目名
担当教員
微生物醗酵工業学
早川 正幸
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
275600 2 AF過年度生 7 集中 (未登録) (未登録)
[概要]
 微生物の工業的利用は伝統的な酒類醸造、アルコール発酵などに始まり、現在では食品工業、医薬品工業、環境分野にその応用範囲を広げており、その生産技術の重要性が増している。現在、微生物は遺伝子工学により、その生産性を大きく改良のできることが工業生産的に有用である。ここでは発酵工業で利用される微生物の選択と改良、発酵形式、発酵生産プロセスなどについて講義する。<BR> 各工業製品の発酵生産の基本と技術を理解して、その課題を考え応用できる学力の養成を目標とする。
[具体的な達成目標]
発酵微生物の応用における微生物特性、発酵プロセス、発酵生産品等および遺伝子工学と微生物利用について基礎知識を修得する。
[必要知識・準備]
 微生物学の基礎知識および微生物利用について、これまでの学習内容(1〜2年次)を予め復習しておくこと。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 40  %記述問題を中心に評価 
2小テスト/レポート課題 40  %課題に対する考察を重視 
3平常点/出席点 20  %授業態度等 
[教科書]
  1. 微生物科学, 昭晃堂, ISBN:4785660333,
    (出版年 1999年)

  2. 村尾 澤夫、荒井 基夫, 応用微生物学, 培風館, ISBN:4563077070,
    (出版年 1997年)
[参考書]
  1. ISBN:4762215597,
    ( 参考書:石崎文淋訳(P.F.STANBURY, A.WHITAKER著)「発酵工業の基礎」(学会出版センター))
[講義項目]
  1.発酵工業と微生物利用の歴史と発展<BR>  2.微生物の分離、培養、保存<BR>  3.微生物の改良<BR>  4.発酵形式と物質生産-その1:嫌気性発酵、好気性酸化発酵<BR>  5.発酵形式と物質生産-その2:代謝調節発酵、炭化水素発酵<BR>  6.食品工業:(1)アルコール発酵<BR>  7.      (2)有機酸発酵<BR>  8.      (3)アミノ酸発酵-その1:アミノ酸発酵細菌と代謝調節<BR>  9.      (4)アミノ酸発酵-その2:グルタミン酸発酵、リジン発酵<BR> 10.      (5)核酸発酵<BR> 11.      (6)飼料・食料生産 <BR> 12.医薬品工業:(1)抗生物質     <BR> 13.       (2)生理活性物質<BR> 14.       (3)遺伝子組み換え微生物の利用 <BR> 15.環境関連工業:生物プラスチック、環境浄化
[教育方法]
各講義の最後には必ず質問時間を設け、理解度を高める。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)