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授業科目名
担当教員
有機工業化学
七澤 真人
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
275121 2 AA 3 前期 II
[概要]
 化学工業によって生産される多種多様な製品は、我々の生活に深く関わりを持ち、また  化学技術の向上に役立っている。 炭素を骨格に持つ有機工業化学製品は、化学製品の 80%以上を占め、多くは石油から得られるナフサを出発物質として生産されている。 本講義ではエネルギー資源、化学原料としての石油、天然ガス、将来的に重要となる石炭について概説し、有機工業化学製品の中間体である、エチレン、プロピレン、BTX(ベンゼン、トルエン、キシレン)の石油よりの化学変換過程とその利用方法について講議る。
[具体的な達成目標]
 エネルギー資源としての石油、石炭、天然ガスの需要と供給を社会的視野に立って学び、それより得られるガソリン、石油化学製品中間体の製造過程を理解する。
[必要知識・準備]
 本講義は私製「テキスト」により講義を進めるが、二年次に使用した加藤「有機反応のメカニズム」を復習してくると進展が早い。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 50  %理解度と応用力を評価するペーパーテスト 
2小テスト/レポート課題 20  %理解度と応用力を評価するためクイズ形式の小テスト 
3平常点/出席点 30  %出席点(欠席回数毎に減点)と講義ノートの評価 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 鈴木庸一 他, 有機資源化学, 三共出版, ISBN:4782704534
  2. 向山光昭, 「工業有機化学:主要原料と中間体」, 東京化学同人, ISBN:4807906054
[講義項目]
  1.エネルギー資源としての石油<BR>  2.石油の埋蔵量、供給と需要<BR>  3〜4.石油の精製(原油よりガソリンの製造)<BR>  5.石炭と石炭化学工業(石油代替エネルギー)<BR>  6.地球環境問題(エネルギー系環境、生活型環境問題)<BR>  7〜8.石油化学原料<BR>  9〜12.エチレン、プロピレン、ブタジエンよりの有機工業化学製品<BR> 13〜15.BTX(ベンゼン、トルエン、キシレン)とその誘導体<BR> 
[教育方法]
テキストの図表をOHP、板書で補充しながら講義内容を理解させる。理解度と応用力を評価するためクイズ形式の小テストを行う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)