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授業科目名
担当教員
コンクリート構造学第二
斉藤 成彦
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
274081 2 CL 3 前期 III
[概要]
 コンクリート構造学第一では、曲げモーメントを受ける鉄筋コンクリート部材を対象に学習を行ったが、本講義では軸力やせん断力を受ける場合の挙動について学習する。さらに、鉄筋コンクリートを応用・発展させた構造であるプレストレストコンクリートに関する基本的概念を学ぶ。
[具体的な達成目標]
(1)せん断力を受ける鉄筋コンクリート部材の破壊耐力の算定ができる。<BR>(2)軸力と曲げを受ける鉄筋コンクリート部材の破壊耐力の算定ができる。<BR>(3)プレストレストコンクリート部材の特徴が理解できる。
[必要知識・準備]
 構造力学(応力・断面力等)、建設材料学及び演習ならびにコンクリート構造学第一で学習した知識を必要とする。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 50  %軸力と曲げを受けるRC部材の耐力が算定できる。 
2試験:中間試験 50  %せん断力を受けるRC部材の耐力が算定できる。 
[教科書]
  1. 町田、関、丸山、檜貝, 鉄筋コンクリート工学, オーム社, ISBN:4274131114
[参考書]
  1. 田辺他, コンクリート構造, 朝倉書店, ISBN:4254261241,
    (一般的な参考書は多数あります。)
[講義項目]
  1.せん断力を受ける部材の挙動<BR>  2.斜めひび割れ<BR>  3.せん断補強筋を用いない部材のせん断耐力1<BR>  4.せん断補強筋を用いない部材のせん断耐力2<BR>  5.各種破壊形式の算定<BR>  6.せん断補強筋の効果<BR>  7.トラス理論<BR>  8.中間試験<BR>ここまでで、RC部材のせん断耐力が算定できるようにする。<BR>  9.軸力を受ける部材の挙動<BR> 10.軸力を受ける部材の耐力、拘束効果<BR> 11.軸力と曲げモーメントを受ける部材の挙動、相互作用図<BR> 12.軸力と曲げモーメントを受ける部材の耐荷力<BR>ここまでで、軸力と曲げモーメントを受ける部材の耐力評価ができるようにする。<BR> 13.プレストレストコンクリートの原理<BR> 14.プレストレスの導入<BR>ここまでで、プレストレストコンクリートの特徴を理解できるようにする。<BR> 15.期末試験<BR> なお、講義の進捗は受講者の理解度に応じて変更する。
[教育方法]
・講義により必要知識の教授を行い、演習問題を通して破壊耐力の算出ができるようにする。<BR>・模型供試体を用いてせん断力を受ける部材の破壊状況を理解する。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(F)社会基盤や環境整備の設計・計画などにおける問題・課題を的確に把握し、その解決に専門基礎科目で習得した知識・技術を応用できる能力を身に付ける。(問題の把握および解決能力)
[その他]
(未登録)