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授業科目名
担当教員
品質経営論
長谷川 直哉
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
266110 2 J 2 前期 III
[概要]
製造現場から発展したわが国の品質管理は、その適用対象を製品・サービスの質から仕事の質へと拡大し, 現在ではTQM(Total Quality Management)という経営概念に発展している。TQMは、従来の品質管理(QC)を包含する新しい経営の方法論である。本講義では、品質管理の歴史、TQC(総合的品質管理)からTQM(総合的品質経営)への発展、最近におけるISO9000シリーズ国際的な標準化同行についても概説する。
[具体的な達成目標]
?TQM、?品質マネジメントシステム(ISO9000)、?日本企業の品質管理、?製造物責任に関する基本概念の習得。
[必要知識・準備]
特になし。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 90  %指定された課題のレポート×2回(中間および期末) 
2平常点/出席点 10  %出席率良好な者には一定の加点を行う。(詳細は講義時に説明する) 
[教科書]
  1. 講義ごとにレジュメを配布する。
[参考書]
  1. 山田秀, TQM品質管理入門, 日本経済新聞社, ISBN:4532110904
  2. 中條武志, ISO9000の基礎知識, 日本経済新聞社, ISBN:4532108446
  3. 内田治, ビジュアル品質管理の基本, 日本経済新聞社, ISBN:4532119057
[講義項目]
 1.品質管理概論<BR>   −経営品質とは何か−<BR> 2.わが国の品質管理の歴史<BR>   −日本的品質管理について−<BR> 3.TQCと問題解決の手法<BR>   −TQCの目的と手法−<BR> 4.日本的TQCの特徴<BR>   −わが国自動車産業におけるTQCの活用事例−<BR> 5.TQMの基本概念<BR>   −TQMの目的と手法−<BR> 6.TQMの導入とその推進の手順<BR>   −TQMの導入に関する基礎的知識−<BR> 7.TQMから国際標準経営へ<BR>   −TQMから国際標準経営への発展プロセス−<BR> 8.CSR(企業の社会的責任)と品質経営<BR>   −CSRにおける品質経営の位置づけ−<BR> 9.ISO規格の概要<BR>   −品質マネジメントシステムの概要−<BR>10.ISO9000の概要<BR>   −ISO9000シリーズの基礎知識−<BR>11.TQMとISO9000の関係<BR>   −ISO9000とTQMの特性と課題−<BR>12.リサイクルの品質<BR>   −リサイクルに求められる品質−<BR>13.製造物責任の概要<BR>   −製造物責任の概要と企業経営に及ぼす影響−<BR>14.まとめ
[教育方法]
講義中心の授業を行うが、適宜、受講生の発言を求める。<BR>パワーポイントで使用する資料は全員に配布する。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
面談を希望する場合は、事前にメールでアポイントを入れること。<BR>質問は、講義終了後またはメールで随時受け付ける。