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授業科目名
担当教員
生物工学実験III
早川 正幸
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
265685 3 BT 3 後期 月/火/木/金/水 III〜IV/III〜IV/III〜IV/III〜IV/III〜IV
[概要]
有用微生物の取扱法、観察法、分離・同定法、および遺伝学的研究法などに関する実習を行う。
[具体的な達成目標]
バイオテクノロジー分野における様々な研究を進める上で必要な微生物学的手法を習得する。
[必要知識・準備]
基本的な化学実験技術を身に付けているとともに、微生物の取扱法に関する知識を有していることが要求される。器具や試薬の取扱法を含む化学実験の基礎、および工業微生物学の復習をしておく。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 20  %基礎知識を問う 
2小テスト/レポート課題 60  %スケッチ等の小レポートおよび最終レポート 
3平常点/出席点 20  %出席に加え、実験態度、積極性等 
[教科書]
  1. 東京大学大学院農学生命研究科 応用生命化学専攻・応用生命工学専攻編, 実験応用生命化学, 朝倉書店, ISBN:4254430582
[参考書]
  1. 研究室作成の実験テキスト「Experiments on AppliedMicrobiology」および「日程表(実験の進行と準備)」をプリントして配布する。
[講義項目]
1.実験の基礎技術<BR>    殺菌法、無菌操作法、および各種培養基の調整<BR>  2.微生物の肉眼的観察<BR>    各微生物群の代表的菌種の接種・培養とそれらの培養・生理的性状の観察<BR>  3.菌数測定<BR>    人体表面・用水・空気中の微生物数の測定(平板法、メンブランフィルター法)<BR>  4.顕微鏡観察<BR>    代表的菌種の検鏡標本作製と光学および走査型電子顕微鏡による観察<BR>  5.生体染色<BR>    染色標本(胞子、死細胞、グラム染色、核)の作製と顕微鏡観察、および生細胞数の<BR> 測定<BR>  6.有用微生物の純粋分離<BR>    ヨーグルト中の乳酸菌の分離・同定、および土壌放線菌の分離・同定と抗生物質生産<BR> 株の検索<BR>  7.菌学的水質検査<BR>    用水における大腸菌群の推定・確認・完全試験、および病原菌の取扱い技術の実習<BR>  8.遺伝学的実験<BR>   8−1.突然変異株の誘導・分離と接合実験<BR>        酵母の栄養要求変異株の取得、および接合による二倍体酵母の造成<BR>   8−2.プロトプラスト形成試験<BR>        細胞壁溶解酵素によるプロトプラストの形成、および顕微鏡観察
[教育方法]
・毎日、実験開始前に当日の実験内容に関する説明およびデモンストレーションをできるだけ丁寧に行なう。<BR>・個人実験をなるべく多く取り入れる。<BR>・各実験項目が終わった際にはそのつど小レポートを提出させる。<BR>・最終レポートの様式はできるだけ卒論に近いものとする。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)