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授業科目名
担当教員
基礎生物化学工学
天野 義文
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
265570 2 BT 2 後期 I
[概要]
 生物化学工学は生物学と化学工学との境界領域に位置する学問分野である。生物反応を産業規模で利用する、あるいは医用反応装置を設計しようとするとき、この分野の知識無しには成功しない。この分野を学ぶことによって、生物反応をミクロレベルで理解できる知識と反応のプロセスを全体としてとらえるための知識を学ぶことの重要性が認識できるようになる。生物化学工学は広範囲の学問分野と関わりを持つため、生物学、化学の知識のみならず、物理、数学といった基礎学問はもとより、応用工学的な事柄についても柔軟に取り組んでいく心構えが必要とされる。授業では基礎事項に絞って講義し、演習も並行して行う。生物反応の理論を実験データと結びつけられる力を養うことを目標とする。
[具体的な達成目標]
1.単位に関する基本を理解する<BR>2.生物・細胞に関わる現象のグラフ化と数式化<BR>3.物質収支の計算ができる<BR>4.流動の基礎を理解する<BR>5.伝熱の基礎を理解する
[必要知識・準備]
1.高等学校レベルの数学、化学、生物学の知識 <BR>2.対数の知識<BR>3.テキスト・練習問題・過去問題はCISに順次アップロードします                                 
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 80  %問題解決のための筋道、基本が理解できているか 
2小テスト/レポート課題 10  %宿題を課す 
3平常点/出席点 10  %テキスト以外のこともプロジェクターで講義するので欠席しないこと 
[教科書]
  1. テキストをCISネット上にアップロードするので、授業前に各自ダウンロードして用意すること。
[参考書]
  1. 化学工学教育研究会編, 新しい化学工学, 産業図書, ISBN:4782825285
  2. 化学工学と人工臓器, 共立出版(株), ISBN:432008862X
[講義項目]
  1.単位と次元(1)、単位系・次元<BR>  2.単位と次元(2)、単位の換算<BR>  3.数値の取り扱いとグラフ(1)、有効数字・データと式<BR>  4.数値の取り扱いとグラフ(2)、対数グラフ・生命活動の数式化と利用<BR>  5.収支計算(1)、全物質収支・元素収支・細胞増殖と物質収支<BR>  6.収支計算(2)、熱収支・細胞増殖と熱収支<BR>  7.流動(1)、粘度・ニュートン流体・連続の式<BR>  8.流動(2)、レイノルズ数・層流と乱流・細胞培養槽内の液流動<BR>  9.伝熱(1)、生物化学工業に関連する伝熱・細胞増殖と発熱・反応熱の計測<BR> 10.伝熱(2)、伝熱の機構<BR> 11.伝熱(3)、対流伝熱・伝熱係数・培養槽の発熱と冷却・加熱殺菌<BR> 12.総合演習(1)、例題と解説<BR> 13.総合演習(2)、過去問題チャレンジ<BR> 14.全体を通じての質疑(オッフィスアワー)<BR> 15.テスト
[教育方法]
1.数値の扱いの基本を授業する(単位、グラフ)<BR>2.実験結果の整理に役立つ生物化学工学を授業する
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)