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授業科目名
担当教員
人工知能
岩沼 宏治
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
263660 2 G 3 前期 III
[概要]
本講義では,人工知能の考え方、主要な概念と幾つかの技術について講義する。具体的に 具体的な講義内容としては,IEEE/ACMが設定するモデルカリキュラムCC2001および情報処理学会のJ97の内容を大筋カバーする題材を取り上げる.なお本講義では「人工知能演習」と連携し、英語文献の調査とそれに基づくLispによる人工知能プログラムの構築を行う。その中で、特にグループでの共同構築を学生に経験させることも副次的な目標としている。<BR><BR>カリキュラム中での位置付け:<a href="http:<BR>//www.cs.yamanashi.ac.jp/g/JABEE/curriculum/">Gコースのカリキュラム</a>
[具体的な達成目標]
・人工知能の概念,歴史,情報処理技術に占める位置づけ・重要性を理解させる.<BR>・Common Lispの概念,歴史,人工知能プログラム開発用言語としての特徴について理解させる.<BR>・問題解決,探索,知識表現,自然言語等主要な項目の概念を理解させる.<BR>・上記項目のCommon Lispを使ったプログラミング方法論を理解させる.(実際の開発は「人工知能論演習」で行う.)<BR>・演習と連携して,プログラム技術の英語文献による調査やプログラムの仕様策定を,グループにおいて行い,プログラムの作成などの作業もグループ内で分担しながら、一つのプログラムを完成させる。
[必要知識・準備]
アルゴリズムとデータ構造,同演習<BR>認知科学<BR>プログラミングI,同演習,<BR>プログラミングII,同演習
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 40  %講義全体の内容の理解の程度と応用力を評価する. 
2試験:中間試験 30  %講義前半部分の内容の理解の程度と応用力を評価する. 
3その他 30  %英語文献の調査書,および作成プログラムのデモを交えたプレゼン,説明書により評価を行なう. 
[教科書]
  1. 馬場口登、山田誠二, 人工知能の基礎, 昭晃堂, ISBN:478562048X
[参考書]
  1. 人工知能学会, 人工知能学事典, 共立出版, ISBN:4320121074
  2. 溝口理一郎、石田亨編, 人工知能, オーム社出版局, ISBN:4274132005
  3. 西田豊明, 人工知能の基礎, 丸善, ISBN:4621046462
  4. 石塚満, 知識の表現と高速推論, 丸善, ISBN:4621042068
  5. 古川康一監訳, エージェントアプローチ人工知能, 共立出版, ISBN:4320028783
[講義項目]
第1回 ガイダンスおよび人工知能<BR>第2回 問題解決 英語文献配布(グループで分担決定)<BR>第3回 探索その1:基礎編(ブラインド探索)<BR>第4回 知識表現とプランニングその1:基礎編,和訳した資料(試訳)の提出    <BR>第5回 探索その2:中級編(ヒューリスティック探索、ゲーム木の探索)<BR>第6回 知識表現その2:中級編<BR>第7回 プランニングその2:中級編,和訳した資料(校正訳)の提出 <BR>第8回  演習時間<BR>第9回 中間試験<BR>第10回 決定木学習その1<BR>第11回 決定木学習その2<BR>第12回 強化学習その1<BR>第13回 強化学習その2<BR>第14回 最終プログラムのデモとプレゼン<BR>第15回  期末試験
[教育方法]
講義と演習の間で密接に連携して行う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
・教育目標Bに関して,グループ作成したプログラムの最終発表会(学生も含めて全員参加)においてプレゼンを義務化する<BR>・教育目標Cに関して,Common LispによるAIプログラム作成に関する英語文献を配布し,読解させる.<BR>・教育目標Eに関して,作成するプログラムの仕様をグループにおいて協議決定し、その作成も作業を分担しながら、一つのプログラムを完成させる。<BR>・教育目標Gに関しては,「4.人間の知性・感性を知り応用するための知性・感性情報工学における基礎的技術」に関して,知的な問題解決の方法を修得させる.
[その他]
(未登録)