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授業科目名
担当教員
設計法概論
横山 卓/教育主任
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
261233 2 D 2 前期 II
[概要]
 各種機械,器具,装置等を実際に設計する上で,最低限心得ていなければならないことについて学び,身に着ける.
[具体的な達成目標]
1.設計とはいかなる行為であるか,設計の心構えがわかる.<BR>2.設計作業の進め方を把握する.<BR>3.一般的に使用されている各種材料の概要が把握できる.<BR>4.基本的な加工法の概要が把握できる.<BR>5.基本的な表面処理,熱処理の概要が把握できる.<BR>6.簡単な設計ができ,それに基づいた機械図面を描くことができる.
[必要知識・準備]
 力学や数学等の基礎知識が必要であるので復習しておくこと.なお,本講義科目は「機械要素設計」と関連している.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 50  %授業理解力 
2その他 50  %演習による理解度の評価(計算:作図=25:25) 
[教科書]
  1. 新編 JIS機械製図(第3版), 森北出版, ISBN:4627661142,
    (※「機械工学デザインII」で使用する教科書と同じもの)

  2. 必要と思われる資料は適宜配布する予定
[参考書]
  1. 機械設計心得ノート(ベテラン設計者になる近道), 日刊工業新聞社, ISBN:4526015172
[講義項目]
1.設計とは何か(商品開発設計を主に)<BR>2.設計作業の進め方(企画,仕様の決定,構想設計,詳細設計,各種図面の作成,検図)<BR>3.軸(キー,キー溝を含む)<BR>4.歯車,軸受け<BR>5.JISに従った,簡単な歯車減速機の設計<BR>6.設計(演習)<BR>7.各自設計した値による機械製図(1)<BR>8.各自設計した値による機械製図(2)<BR>9.各種材料(機械構造用炭素鋼を中心に鉄鋼)<BR>10.各種材料(非鉄,プラスチックなど)<BR>11.工作法と加工精度(切削,研削など)<BR>12.工作法と加工精度(鋳造,鍛造など)<BR>13.熱処理(焼入れ,焼戻し など)<BR>14.表面処理(浸炭,窒化,メッキなど)<BR>15.期末試験
[教育方法]
・「設計とはこういう事か」という概略が分かるような説明を心掛ける.<BR>・「設計するためにJISをどのように使うか」を様々な資料を使い,分かり易く説明する.<BR>・簡単な設計テーマ(歯車減速機)を体感することで,実際の設計とは何かの理解を深める.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
☆JABEE学習・教育目標:<BR> ・共通基準1-(1)-(d)「該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを応用できる能力」->主体的に対応(◎)<BR> ・共通基準1-(1)-(c)「数学、自然科学および情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力」->付随的に対応(○)<BR>☆MDコース学習・教育目標:<BR> ・基準(C)「機械工学の基礎」->主体的に対応(◎)<BR>☆関連するJABEE分野別キーワードとその学習時間<BR> ・要件1-(2)「材料と構造」基本キーワード(D)「材料の構造と組織」:3.0時間<BR> ・要件1-(2)「設計と生産・管理」基本キーワード(A)「設計法」:9.0時間<BR> ・要件1-(2)「設計と生産・管理」基本キーワード(B)「製図法と規則」:3.0時間<BR> ・要件1-(2)「設計と生産・管理」基本キーワード(C)「加工法」:7.5時間
[その他]
オフィスアワー: 講義終了後