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授業科目名
担当教員
電気電子工学
加藤 初弘
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
261201 2 D 3 前期 II
[概要]
  計測・制御機器の基礎となる電気電子回路の基礎を学ぶ.電磁気現象として交流回路と半導体素子の動作をとらえる事が本質的な理解には不可欠である.A/D変換により計測信号を処理しデジタル回路で制御信号を作成する手順を理解することを目標に講義を進める.
[具体的な達成目標]
 1)回路の理解:交流理論とインピーダンス<BR> 2)半導体素子の理解:pn接合とスイッチ機能<BR> 3) デジタル回路の基礎:フリップフロップとデコーダ<BR> 4)マイコンシステムの理解:メモリーマップとソフトウェア
[必要知識・準備]
次の項目に関して基礎的な知識があること:「基礎物理,II」,「応用物理学II」において学ぶ電気法則,「微分方程式II」における偏微分方程式の解法,「化学I」および「材料の科学I」における材料の結晶構造.<BR> 本科目の履修により,計測と制御に利用される電子装置の基礎が習得できる. 「制御工学」などで得られる機構・制御・機械要素などの知識と関連付けることで実践的なシステムに関する素養を得ることができる. 
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 66  %達成目標の各項目 
2小テスト/レポート課題 34  %提出期限の遵守と考察. 
[教科書]
  1. メカトロニクスのための 電子回路基礎, コロナ社, ISBN:4339043907
[参考書]
  1. 電子機械制御入門, 理工学社, ISBN:4844527304
[講義項目]
A.電気・電子工学の基礎<BR>  1.回路要素<BR>  2.交流回路<BR>  3.ブリッジ回路と計測<BR>  4.半導体と整流回路<BR>  5.トランジスタとその機能<BR>B.デジタル回路<BR>  1.論理代数と論理ゲート<BR>  2.2進数と16進数<BR>  3. デジタル回路とフリップフロップ<BR>  4.デコーダとその応用<BR>C.マイクロコンピュータ<BR>  1.データ表現とシステム構成<BR>  2.メモリマップとインターフェイス <BR>  3.ソフトウェア
[教育方法]
1.講義で演習を出題し、理解を深める.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
☆JABEE学習・教育目標:   基準1(1(c)情報技術に関する知識と応用できる能力」->付随的に対応(○)<BR>☆MDコース学習・教育目標: 基準(C)「機械工学の基礎」->主体的に対応(◎)<BR>☆関係するJABEE分野別要件キーワード(KW)その学習時間<BR>   分野別要件1(2)情報と計測・制御 <BR>                基本KW(A)計算機利用の基礎<BR>                   個別KW(3)電気/電子回路        18時間 <BR>                   個別KW(9)機器組み込み用プロセッサ   3時間<BR>                   個別KW(12)信号変換/伝送       1.5時間  
[その他]
 定期試験直前の質問より,講義終了時やオフィスアワーを活用して質問すること