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授業科目名
担当教員
材料の科学II
岡田 勝藏
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
261160 A 2 D 3 前期 III
[概要]
 機械材料の変形、加工、熱処理、組織、強度について鉄合金、アルミニウム合金、銅合金などを対象に学習する。<BR>1)機械材料の強度を熱処理、転位、強化法の観点から学ぶ。<BR>2)機械の各種材料の規格、機械的性質を学ぶ。
[具体的な達成目標]
 本講義では「機械工学の基礎」のひとつとして「材料の科学II」を学び、以下の3つについて理解する能力を養う。<BR>(1)機械材料の強化法<BR>(2)機械材料の熱処理法<BR>(3)機械材料の種類、規格、特徴、用途
[必要知識・準備]
 「基礎工学」部門の「材料の科学?」について内容を修得していることが望まれる。特に、金属の結晶構造、格子欠陥、平衡状態図、拡散の復習を期待する。<BR>本講義に続き「材料・塑性加工」が開講されている。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 70  %授業理解力 
2小テスト/レポート課題 20  %授業理解力 
3平常点/出席点 10  %受講態度 
[教科書]
  1. 吉岡正人、岡田勝蔵、中山栄浩, 機械の材料学入門, コロナ社, ISBN:4339045594
[参考書]
  1. 機械・金属材料, 丸善株式会社, ISBN:4621049720
[講義項目]
1.材料の変形と加工、熱処理<BR>2.材料の強度測定、材料の強度<BR>3.転位論(定義、力、相互作用)<BR>4.材料の強化法(1)加工硬化、固溶強化、マルテンサイト<BR>5.材料の強化法(2)恒温変態、時効処理<BR>6.材料の強化法(3)表面硬化法、耐熱性<BR>7.鉄鋼の組織<BR>8.炭素鋼の熱処理<BR>9.合金元素の影響<BR>10.合金鋼の種類と用途<BR>11.鋳鉄<BR>12.アルミニウム合金<BR>13.銅合金<BR>14.その他の合金、プラスチック、セラミック<BR>15.期末試験
[教育方法]
講義形式で行うが、講義毎にまとめの課題を出題し、理解を深める。講義中の受講態度を重視する。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
1)JABEE学習・教育目標<BR> ・共通基準1-(1)-(d)「該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを応用できる能力」->主体的に対応(◎)<BR> ・共通基準1-(1)-(c)「数学、自然科学および情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力」->付随的に対応(○)<BR>2)MDコース学習・教育目標<BR> ・基準(C)「機械工学の基礎」->主体的に対応(◎)<BR>3)関連するJABEE分野別キーワードとその学習時間<BR> ・要件1-(2)「材料と構造」基本キーワード(D)材料の構造と組織、6時間<BR> ・要件1-(2)「材料と構造」基本キーワード(D)個別、16.5時間
[その他]
オフィスアワー: 講義終了後