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授業科目名
担当教員
応用統計学及び演習I
北村 眞一/岩田 智也/下川 敏雄
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
256531 2 J 2 前期 I
[概要]
自然科学や社会科学分野において、統計学は現象の数量的法則を導き出す強力なツールとなる。しかし、統計的手法に関する知識のみでは、データから規則性を見いだすことは困難である。本講義では、基礎統計学I、IIで学んだ知識をもとに受講者自らデータ解析を行い、記述統計と推測統計の代表的な手法に関する実用的技術を習得することを目指す。
[具体的な達成目標]
 統計的手法を用いて実際にデータ解析を行い、得られた結果から現象の規則性とその適用範囲を導き出す能力を習得する。また、統計的手法(ツール)だけでなく、統計的データ解析を行う上での統計的思考の取得も目指す.
[必要知識・準備]
 この講義では、1年次で学習した基礎統計学、線形代数学および微分積分学の知識を必要とする。授業時間には、EXCELや統計解析ソフトRなどを用いた演習も行う。対数やルートなどの計算ができる電卓を毎時間必ず用意しておくこと。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 30  %講義項目「5」に関する理解度を問う試験を行う。 
2小テスト/レポート課題 60  %講義項目「1-3」(30%) および「4」(30%)に関する理解度を、小テストや演習問題で評価する。 
3平常点/出席点 10  %出席して講義を聴き・演習をすることは,講義内容の理解度を高める上で重要である。 
[教科書]
  1. 教科書は特に定めず、プリントの配布などを行う。
[参考書]
  1. 計算機統計学入門, MPC, ISBN:4871970086
  2. 応用統計実践教本, MPC, ISBN:4871970035
  3. 医学統計実践事例集, MPC, ISBN:487197006X
  4. データの科学, 朝倉書店, ISBN:4254127243
  5. 品質管理のための統計的方法入門, 日科技連, ISBN:4817103426
[講義項目]
1.講義と演習の紹介<BR>2.記述統計<BR> ・確率分布の復習(累積分布関数と確率密度関数)<BR> ・要約統計量(位置、尺度、分布形状を表す指標)<BR> ・データ省察型グラフィクス(ヒストグラム,箱ヒゲ図、散布図)<BR>3.2群比較<BR> ・対応がある場合の2群比較(パラメトリックおよびノンパラ メトリック法) <BR> ・対応がない場合の2群比較(パラメトリックおよびノンパラ メトリック法)<BR> <小テスト(1―3)配点30%><BR>4.分散分析<BR> ・1元配置分散分析(平方和の計算、分散分析表)<BR> ・多元配置分散分析と交互作用<BR> <小テスト(4)配点30%><BR>5.回帰分析<BR> ・回帰係数の推定(最小2乗法)と偏回帰係数に対する検定<BR> ・回帰モデルに対するF検定<BR> <定期試験(5)配点30%>
[教育方法]
講義と演習により進める。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
 循環システム工学科ではJABEE教育はまだ開始していないが、講義との関連について記す。<BR>(d)情報処理能力:統計的手法を実際に計算し応用できる<BR>(e)多様な知識技術:調査・実験における統計的な手法を実践的に応用する<BR>(h)解析能力:統計的な考え方を身につけ,実践で解析できる<BR>(x)情報の循環:情報の処理,統計解析により結果を判断できる
[その他]
(未登録)