山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
担当教員
基礎物理学
豊木 博泰
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
256210 2 J 2 前期 II
[概要]
 物理学における最も基本的かつ普遍的な法則はエネルギー保存則である。エネルギーはいろいろな形があり、相互作用によって互いに変換する。エネルギーの最も基本的な形として仕事があり、それは位置のエネルギーとして、一般化でき、運動の法則を通して、運動のエネルギーへの変換とその逆として、理解でき力学的エネルギー保存則へと定式化できる。<BR> 電荷に働く力から電位や静電エネルギーについて、エネルギーの概念を広げ、電流が作る磁場、電磁誘導から磁気エネルギーを考える。さらに場のエネルギーと電磁波のエネルギーに簡単に触れる。
[具体的な達成目標]
・1次元のニュートン運動方程式からエネルギー保存則が導けること.<BR>・高次元に対してもポテンシャルエネルギーの概念と運動の関連を理解できること.<BR>・周期的外力や減衰項がある線形振動子に対する運動方程式の解を求められること.<BR>・電磁場の基本法則と典型的な現象を理解すること.
[必要知識・準備]
力の和の平行四辺形の法則など、ベクトル和や、微分・積分学の数学的な知識.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 40  %履修内容全般にわたる理解 
2試験:中間試験 30  %力学の範囲全般にわたる理解(定期試験とオーバーラップするので定期での挽回可能) 
3小テスト/レポート課題 10  %レポートに現れた学習の積極性を評価 
4平常点/出席点 20  %授業中の質問,議論を評価の対象とする 
[教科書]
  1. 市村宗武・狩野覚, 物理学入門 I.力 学 (大学生のための基礎シリーズ 4), 東京化学同人, ISBN:4807905783
[参考書]
  1. 加藤正昭, 物理学の基礎, サイエンス社, ISBN:4781908233
[講義項目]
I.質点と剛体の力学<BR> (1) 運動の記述<BR> (2) 力と運動<BR> (3) 仕事とエネルギー<BR> (4) 振動<BR> (5) 剛体の運動<BR> (6) 波動<BR><BR>II. 電磁気学<BR> (1) 電荷と電場<BR> (2) 電流と磁場<BR> (3) 電磁波
[教育方法]
・授業時間のおわりに演習問題をだし,解答を提出させる.(宿題とすることもある.)<BR>・コンピュータシミュレーションの動画像などをプロジェクタで映写することにより,直感的理解を助ける.<BR>・中間テストをおこない,理解度をチェックする.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)