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授業科目名
担当教員
情報数学基礎
大木  真
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
252025 2 S(02生以前の過年度生) 1 前期 IV
[概要]
 情報数学基礎では,情報科学やディジタル信号処理・ディジタル通信などを理解するために必要となる数学(離散数学)の基礎を学ぶ.現代のコンピュータは有限なサイズの離散的な量を取り扱うことを基礎としており,このような対象を解析・設計するためには微分積分などのような連続量を扱う数学とは異なる離散数学が必要となる. <BR> 本講義では,離散数学の各論を詳細に論ずることは避け,情報の量・情報の表現・情報の処理・情報の伝達といった観点から必要になる離散数学のみを簡潔に解説する.
[具体的な達成目標]
(ア)情報量に関して簡単な計算を行うことができる.<BR>(イ)異なる記数法の間で数の変換や計算を行うことができる.<BR>(ウ)簡単な誤り訂正符号を用いて,情報の符号化・復号化を行うことができる.<BR>(エ)集合の簡単な演算を行うことができる.<BR>(オ)ブール代数の簡単な計算を行うことができ,対応する回路図を描くことができる.<BR>(カ)状態遷移表および状態遷移図を描くことができる.
[必要知識・準備]
指数関数と対数関数,簡単な行列の計算
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 100  %具体的な達成目標の6割以上を達成しているかどうか,を評価する. 
[教科書]
  1. 担当教官のWebページ( http://www.sp.es.yamanashi.ac.jp/~ohki/ )経由で,PDF形式のプリントを配布する.
[参考書]
  1. 担当教官のWebページ( http://www.sp.es.yamanashi.ac.jp/~ohki/ )に記載する.
[講義項目]
 1.ガイダンス(テキストの入手法など)<BR> 2.情報理論の基礎<BR> 3.情報の表現<BR> 4.情報の伝達<BR> 5.集合と論理<BR> 6.ブール代数と基本論理回路<BR> 7.状態機械
[教育方法]
PDF形式のテキストを担当教員のWebページに公開する.講義は,テキストに沿って行う.適宜,練習問題あるいはレポートを課すことがある.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
過年度生専用の講義であり,JABEEプログラムには対応しない.
[その他]
2002年度までに入学した学生専用の講義であり,2003年度以降に入学した学生は履修できない.