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授業科目名
担当教員
線形代数学II
安井  勝
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
252001 2 E,S(02生以前の過年度生) 1 後期 I
[概要]
 自然や社会および人工物における量の間には,正比例(線形)の関係 y=ax が成り立つ場合が数多くある。また,それらの量は複雑に関係しあっている場合が多い。そこで,複数の量をまとめて表したものをベクトル,比例係数に相当するものを行列と呼び,ベクトルと行列に関する演算を扱う数学を線形代数と呼ぶ。線形代数は,自然科学・社会科学・工学など広い範囲の学問に共通して利用されるきわめて応用範囲の広い数学である。<BR> この講義では,主として数ベクトルを扱い,ベクトル空間,線形写像,行列の固有値,などについて学習する。<BR> 
[具体的な達成目標]
・ベクトルを抽象化して理解することができる。<BR>・線形空間,線形独立,線形従属,部分空間,基底,線形写像,等の概念を説明できる。<BR>・行列の固有値と固有ベクトルについて説明できる。<BR>・固有値・固有ベクトルを計算できる。<BR>・行列を対角化できる。
[必要知識・準備]
線形代数学Iで習得した知識
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 100  %中間試験(2回)と定期試験の結果を総合し,その60%以上の成績に対して合格とする 
[教科書]
  1. 以前,授業で使用した教科書を参照する
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1 ベクトル空間<BR>・n次元ベクトル空間 ・1次従属と1次独立 ・正規直交系 ・部分空間 ・階数と次元の関係<BR>・部分空間の積と和 ・連立1次方程式の幾何学<BR>2 線形写像<BR>・線形写像 ・正則変換 ・直交変換 ・線形写像と行列の階数<BR>3 行列の固有値問題<BR>・固有値と固有ベクトル ・固有値/固有ベクトルの基本的性質 ・行列の分割 ・相似な行列<BR>・対称行列の対角化
[教育方法]
教科書に沿い,主として板書により,学習項目を説明する。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
過年度生向けの授業につき,JABEE対応科目ではない。
[その他]
(未登録)