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授業科目名
担当教員
解析学I
石井 孝明
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
251040 B 2 I 2 後期 II
[概要]
 複素関数とその微分・積分の性質及び応用について学びます。工学系の科目を学ぶとき、その多くで微分積分学が数学的基礎をなしていますが、特に機械システム工学を学ぶ者にとっては、複素関数を学ぶことによって数学の応用の範囲が一段と広がります。
[具体的な達成目標]
 複素関数の基礎から、その微分・積分の性質及び応用について学ぶことによって、数学的理解力、論理的思考力、数学の工学への応用能力を高めることを目標とします。具体的には、自発的・継続的な予習・復習の習慣を身につけ、こちらで用意した演習問題が独力で解けるようになれば(正解率60%以上)、目標が達成されたものと認めます。
[必要知識・準備]
 微分積分学および線形代数学で学んだことをしっかり身につけていることが必要条件ですが、その中に高等学校で学ぶ数学も含んでいることは言うまでもありません。もし、忘れてしまった人がいましたら復習しておいてください。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 40  %授業理解度・到達度(2/3以上の出席を定期試験の有資格者とする) 
2試験:中間試験 40  %授業理解度・到達度 
3小テスト/レポート課題 20  %授業理解度 
[教科書]
  1. 複素関数, 岩波書店, ISBN:4000077759
[参考書]
  1. 矢野 健太郎、石原 繁, 複素解析(基礎解析学コース), 裳華房, ISBN:4785310898
[講義項目]
1 複素数と複素平面<BR>2 複素関数とその微分<BR>3 いろいろな正則関数とその性質<BR>4 複素関数の積分とコーシーの積分定理<BR>5 コーシーの積分公式と留数定理<BR>6 関数の展開<BR>7 多価関数とその積分<BR>8 境界値問題と等角写像
[教育方法]
 新しい項目について教科書に沿って講義した後、演習問題を解くことによって理解を深め、応用力を養います。時々小テストやレポート課題を出し、それまでに行った講義内容が身についているか確かめます。講義を聞くだけでなく、復習(問題を解くなど)をして複素関数を理解するようにしてください。講義内容が分からないとき、十分考えた上で問題が解けないときは、遠慮なく質問して下さい。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(JABEE機械情報工学プログラムの学習・教育目標)(1) c ○<BR>(JABEE個別キーワード)応用数学の基礎 ○
[その他]
オフィスアワー:火曜5時限