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授業科目名  経済学史
時間割番号 182131
担当教員名 大友 敏明
開講学期・曜日・時限 前期・水・II 単位数 2
<対象学生>
共生社会コース
<授業の目的および概要>
経済学という学問は,現実の具体的・歴史的な事態から離れて形成されることはない。経済学が現実とどのように向き合い,その現実の課題を理論的に分析し政策を遂行していったかを、スミス,リカードウ、マルクスらの主流派経済学の巨人たちを追跡することで明らかにしたい。
<到達目標>
経済学の基礎理論を理解できる能力を身に付けること。
<授業の方法>
大友の『信用理論史』を基礎にして講義するが、必要に応じて経済学の原典をプリントして配布する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 50  %講義をどの程度理解しているか。 
2試験:中間試験 50  %講義をどの程度理解しているか。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
通常,2年生の履修希望者が多い。したがって少し難しく感じるかも知れないが、なるべくやさしく噛み砕いて講義をすることにしている。現代の経済現象を理解するためにも,過去の古典と呼ばれている経済学を理解しなければ自己の理論的ツールを磨くことはできないと思う。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 大友敏明, 信用理論史, 慶應義塾大学出版会, ISBN:4766408705
<授業計画の概要>
1.資本主義とはどういう経済システムか<BR>2.アダム・スミスとその時代<BR>3.価値論<BR>4.価格論<BR>5.資本蓄積論<BR>6.信用論(1)<BR>7.信用論(2)<BR>8.リカードの経済学<BR>9.分配論<BR>10.通貨理論<BR>11.通貨調整案<BR>12.マルクスの古典派経済学批判<BR>13.価値論<BR>14・利潤率の低下と恐慌<BR>15.まとめ