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授業科目名  日本思想演習IIA
時間割番号 181128A
担当教員名 佐藤 雅男
開講学期・曜日・時限 前期・水・III 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
 昭和17年に坂口安吾は「日本文化私観」の中で、たとえ古代文化が全滅しても、日本人の生活は滅びないと言った。そこには伝統や貫禄よりも実質が必要という思想がある。<BR> 自己の創造発見は青年期の重要な課題である。現代社会を生き抜くために、私達は過去の思想的遺産の如何なる側面を継承し、また新たに克服しようとしているのかを一所に考えてみよう。
<到達目標>
「日本とは何か」あるいは「私とは何か」という問題を考え、それを自分の意見として具体的かつ構成的に表現できるようになること。
<授業の方法>
演習形式。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 80  %題をつけて、配布した資料を引用し、1200字程度で論述する。持ち込み可 
2平常点/出席点 20  %2/3以上の出席は単位取得の条件となる。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 私達の生き方の根底にあるのは、わが国の思想です。だが、私達は日本の思想を捉えきれずにいます。日本とは何かについて、一所に考えてみましょう。
<テキスト>
  1. 堕落論, 角川書店, ISBN:4041100038
  2. 考えるヒント 2, 文芸春秋, ISBN:4167107023
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1、対象について<BR>2、方法について<BR>3、日本思想論の特質<BR>4、無頼派の思想ー坂口安吾<BR>5、文芸批評の確立ー小林秀雄