授業科目名
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保存・修復
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時間割番号
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171011
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担当教員名
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鈴木 稔
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開講学期・曜日・時限
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集中・(未登録)・(未登録)
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単位数
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2
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<対象学生>
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3・4年次
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<授業の目的および概要>
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美術や文化財の概念が拡大し,複雑化しつつある今日,その保存や修復について科学的に考える必要性が高まっている。授業では多様な文化財を題材に,保存と修復の基本理念から博物館等の現場における実務まで幅広く紹介する。知識や技能とともに,問題点を見出し,解決の道を探る実践力を重視する。
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<到達目標>
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博物館学芸員として要求される保存や修復の基礎知識の習得を図る。また,実習授業において文化財や博物館資料を実地に取り扱い,適切な保存や修復の考え方を学ぶ。
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<授業の方法>
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講義形式で,配布するプリントを用いて行うが,ディスカッションに時間を割くとともに図録・DVD映像・PC画像などを多用してなるべく具体的にイメージできるよう進める。また,博物館等の現場を見学や,実物資料による実習をおこなう予定である。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 小テスト/レポート課題 | 20 % | 応用的な思考力,論理的な表現力 | 2 | 平常点/出席点 | 50 % | 授業の理解,正確な基礎知識,観察力 | 3 | その他 | 30 % | 実習における観察力・実技能力・問題解決力 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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美術や有形・無形文化財を対象とするので,普段から美術館・博物館などに通ってなるべく親しんでおいてほしい。映画やパフォーミングアーツについても幅広い経験を持ち合わせていることが望ましい。何を,どうやって残すかについて共に考えたい。実習では貴重な文化財や博物館資料を取り扱うので真剣な受講態度を望みます。
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<テキスト>
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- プリント使用
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<参考書>
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(未登録)
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<授業計画の概要>
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1.文化財とは何か<BR>2.保存と修復をめぐる最近の動き<BR>3.保存と修復の基本理念<BR>4.修復の実際<BR>5.保存科学の歴史<BR>6.美術館や博物館における保存と修復の実務<BR>7.文化財の危機管理<BR>8.出土遺物の保存処理
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