授業科目名
|
地学一般
|
時間割番号
|
162721
|
担当教員名
|
安達 隆史
|
開講学期・曜日・時限
|
前期・木・II
|
単位数
|
2
|
<対象学生>
|
学校教育課程教科教育コース1〜2年生
|
<授業の目的および概要>
|
「地学」あるいは広義の地球科学分野に包含される地球、太陽系、銀河系、宇宙について概観する。地球については、太陽との係わりを始めとして地圏・水圏・大気圏・磁気圏などを概観し、人間に身近な大気圏の気象の基礎も学ぶ。さらに、地球科学のいろいろな分野の観測を行っている日本の南極地域観測隊での昔の体験にも触れる。折々の宇宙・地球科学ニュースも適宜とりあげる。講義のレベルは理科系1〜2年生を標準とする。
|
<到達目標>
|
宇宙の中の地球であること、地球は太陽系第三惑星であることを理解した上で、地球科学と気象学に関する基礎的な理論計算ができるようになる。
|
<授業の方法>
|
講義とするが、必要に応じて学生によるデータ解析作業及び問題演習なども交える。基本的には、OHP、ビデオ、配布資料を使用し、テキストも参照する。計算に必要な関数電卓はその都度貸し出す。
|
<成績評価の方法>
|
No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
---|
1 | 小テスト/レポート課題 | 55 % | 期末にレポートを課す。提出期限が過ぎた場合は、原則として受け付けない。 | 2 | 平常点/出席点 | 30 % | 出席を重視。遅刻・早退は減点。出席回数が8回未満は、原則として単位取得不可。 | 3 | その他 | 15 % | 演習問題を課して評価する。授業参加状況も評価する。 |
|
<受講に際して・学生へのメッセージ>
|
数学(主に幾何、対数、代数)と物理学(主に力学と熱力学)の基礎が必要であるので、それらを適宜自習・補強すること。この講義は自ら資料を探してさらに深く調べるためのきっかけであるという認識でいてほしい。レポートは他からの丸写しではなく、自分で考えた文章にすること。前年度後期の共通科目「太陽系を含む地球科学概観」(安達担当)よりも、専門的な内容を含むが、講義内容が重なる部分もある。
|
<テキスト>
|
- 磯部?三(監修), ジュニア自然図鑑6 宇宙 太陽系・銀河, 実業之日本社, ISBN:4408361461,
(2004年発行、本体1262円)
- 斎藤靖二・宮澤清治(監修), ジュニア自然図鑑9 地球と気象 地震・火山・異常気象 , 実業之日本社, ISBN:4408361496,
(2004年発行、本体1262円)
|
<参考書>
|
- 内藤玄一、前田直樹, 地球科学入門, 米田出版, ISBN:4946553134,
(2002年発行、発売所:産業図書、本体2300円)
- 青木孝(監修), 図学雑学 オールカラー、よくわかる気象のしくみ, ナツメ社, ISBN:4816340823,
(2006年発行、本体1500円)
- 二間瀬敏史, 図学雑学 天文学, ナツメ社, ISBN:4816325492,
(1998年発行、本体1200円)
- 児玉浩憲, 図学雑学 地球のしくみ, ナツメ社, ISBN:4816325743,
(1999年発行、本体1200円)
- 上村喬、明石秀平, 図学雑学 気象のしくみと天気予報, ナツメ社, ISBN:4816334580,
(2003年発行、本体1350円)
|
<授業計画の概要>
|
<講義内容><BR>1.講義方針、 2.宇宙: 2.1太陽系 2.2銀河系 2.3宇宙 <BR>3.地球: 3.1地球電磁気圏 3.2気圏 3.3水圏 3.4地圏<BR>4.日本の南極地域観測<BR>5.気象: 5.1大気 5.2雲 5.3風 5.4異常気象<BR>なお、科学ニュースの話題、データ解析作業、復習、及び演習を適宜挿入する。<BR><BR>ただし、講義内容、到達目標、成績評価方法は学生の状況に応じて、変更の可能性がある。
|