授業科目名
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確率・統計学I
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時間割番号
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162461
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担当教員名
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中村 宗敬
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開講学期・曜日・時限
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前期・火・VI
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単位数
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2
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<対象学生>
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数理情報コース 2 年
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<授業の目的および概要>
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まずデータを静的に処理することから始める。しかし、データ調査の際にはランダムな揺らぎが起こるのが一般的である。(推測)統計学はそうした不確実な要素をどう扱うか問題にするのであり、その数学的基礎となるのが確率論である。講義名の通りこの確率論が講義の中心的テーマである。まず日常漠然と捉えている「確率」という概念を数学的に明確に定式化する。次に具体的な現象に触れながら、大数の法則、中心極限定理などの極限定理を扱う。
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<到達目標>
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(1) 確率とは何かがわかる。<BR>(2) 確率変数の意味が理解できる。<BR>(3) 種々の分布を理解できる。
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<授業の方法>
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主に講義による。適宜演習の時間を設ける。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 小テスト/レポート課題 | 80 % | 日常的自発的勉学努力,論理的思考能力,文章表現力 | 2 | 平常点/出席点 | 20 % | 授業理解力 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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1年次の微分積分学、線形代数学の既習事項を頻繁に用いるので、自由に使えるように復習をしっかりしておいてほしい。
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<テキスト>
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- 概説 確率統計, サイエンス社, ISBN:4781909302
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<参考書>
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- 授業時に適宜指示する。
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<授業計画の概要>
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次の順にしたがって講義を進める。<BR><BR> (1) イントロダクション--- 確率現象を視覚化する ----<BR> (2) 初等確率論(特に条件付き確率)<BR> (3) 確率空間、確率変数、二項分布<BR> (4) 期待値、モーメント母関数<BR> (5) 幾何分布,Poisson 分布<BR> (6) 指数分布,正規分布<BR> (7) 大数の法則、中心極限定理 <BR><BR>適宜小テストを行い,宿題を課す。
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