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授業科目名  化学概論
時間割番号 160532
担当教員名 入山  裕/山根  兵/廣瀬 裕子
開講学期・曜日・時限 前期・金・I 単位数 2
<対象学生>
教育人間科学部 2年次生以上
<授業の目的および概要>
小学校理科を担当する教師にとって不可欠な自然科学的素養の向上を図る。今年度(前期)は基礎的な化学の学習(必要に応じ、他の分野にも触れる)をとおして理科全般にわたる自然科学的なものの見方や考え方を身につける。
<到達目標>
小学校理科の化学に関する分野の授業を、自信を持って行えるだけの基礎知識を習得する。
<授業の方法>
講義による
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 30  %授業内容の理解度 
2試験:中間試験 60  %授業内容の理解度 
3平常点/出席点 10  %出席点 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
小学校理科に携わる教師にも、一定レベル以上の自然科学的素養が要求されます。教材開発を行ったり、子供の知識や考え方が科学的に正しいのか田舎を見極めたり、子供の疑問に答えたりする際、一人ひとりの教師の自然科学的素養が問われるからです。理科の苦手な学生も含め、是非とも地道かつ積極的な取り組みを希望します。<BR> 後期にも別な担当教員(生物学系)による同様の科目名の講議が開講されますので、前期か後期のどちらかに集中しないで出来るだけバランスよく分散するように履修申告をして下さい。
<テキスト>
  1. 新版 化学「もの」をみる目, 三共出版, ISBN:4782704364
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
講議の概要および進行予定は下記のようですが、状況により若干の変更もあり得ます。<BR><BR>1 オリエンテーション―講議の進め方、学習のしかたなどについて―<BR><BR>2 物質とは何か<BR> 原子、分子、イオン、原子団<BR>  <BR>3 物質はどうやって形作られるか<BR> 原子の構造、周期律、化学結合、イオンの成り立ちとその結びつき<BR>  <BR>4 分子の形はどうして決るか<BR> 電子軌道の形、分子の形、分子の形はどうしてわかるか<BR><BR>5 物質はどのように存在しているか<BR>  物質の三態、気体、液体、固体、溶液<BR><BR>6 化学反応<BR>  化学反応とは、化学平衡、反応速度<BR><BR>7 酸と塩基<BR>  酸・塩基の強さ、水素イオン濃度とpH、緩衝液<BR><BR>8 酸化と還元<BR>  酸化還元とは、酸化剤・還元剤、酸化還元電位<BR><BR>9 生活と化学物質<BR>  界面活性剤、高分子の化学、天然の高分子物質、色と化学