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授業科目名  中等数学科教育法I
時間割番号 160342
担当教員名 吉川 行雄
開講学期・曜日・時限 前期・水・II 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
中等数学科教育に関する目的・目標論、カリキュラム論、内容論、評価論について概説する。また、比較文化的研究の視点からわが国の数学教育の現状と問題点を考察する。
<到達目標>
・中学校学習指導要領の内容の把握<BR>・中学校における指導内容の数学的背景とそれを学ぶ生徒の学習心理についての理解<BR>・具体的な授業について指導細案の作成
<授業の方法>
具体的な課題,事例を取り上げ,学校現場の実際の授業と密着させながら進めていく。<BR>毎回調べてくる課題や考えてくる問題が課せられる。また、各自が独自の指導計画と指導細案の<BR>作成を目指す。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 40  %講義内容を理解できているか 
2小テスト/レポート課題 30  %基礎的な知識技能が修得できているか 
3平常点/出席点 30  %意欲的な取り組みがなされているか 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
専門家を育てる授業である。意欲的な取り組みを期待している。
<テキスト>
  1. 文部省, 中学校学習指導要領 解説 数学編, 大阪書籍, ISBN:4-7548-0012-5
  2. 半田進, 考えさせる授業, 東京書籍, ISBN:4-487-75724-x
  3. 共著, 数学科教育 中学・高校, 学文社, ISBN:4-7620-0838-9
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
 立方体の模型作りから出発し、ストーリー性のある構成によって次々と出される作業課題に取り組んでいく授業を予定している。明確な目的のもとでの集中した手作業は、脳の活発な活動を促すことが期待できる。魅力的な課題を用意し、その解決のために自然と模型作りに向かっていくような工夫をして、手作業の重要性を体験させたい。<BR> このような取り組みの結果として、中学校数学の見直しをするとともに、中学生の学習心理を自らも体験しながら考察していくこととなる。<BR> 課題の具体的な内容はここでは説明しない。ストーリーが見えてしまってはつまらなくなるからである。