授業科目名
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初等生活科教育学
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時間割番号
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160302 B
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担当教員名
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増茂 智子/永田 敬子
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開講学期・曜日・時限
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後期・金・III
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単位数
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2
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<対象学生>
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「生活科内容論」(または平成17年度までの「生活科概説」)を履修済みか履修中であることが望ましい。(生活科の基本理念、目標や内容等について修得していることを前提とする)
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<授業の目的および概要>
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生活科の特質を確認した上で、生活科教育の方法論的検討を行っていく。具体的な指導法、教材研究、生活科環境の探索等に取り組みながら、生活科教育のための実践力を培っていくことを目的とする。そのため、講義形式ではなく、参加型の体験を重視した授業を展開していく。また受講生には必ず1回は教壇に立ち教師役の疑似体験をしてもらう予定である。さらに附属小学校に出向いての公開研究会への参加(生活科の授業参観、分科会への出席)あるいは小学生との交流活動も予定している。
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<到達目標>
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生活科の指導に必要な教師の支援のあり方について理解した上で、具体的な授業展開ができることを目標とする。そのために学習指導案が作成でき、授業のための教材研究にも積極的に取り組んでほしい。
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<授業の方法>
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前半の数回は生活科の意義と特質及び内容の確認を講義形式で行うが、その後は単元にそって、毎回教材研究からの提言もしくは模擬授業等、受講生による分担グループによる発表を中心に進めていく。模擬授業後には毎回、そのふりかえりを行ない、授業内容、方法等についての検討をしていく。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 小テスト/レポート課題 | 40 % | 2つのレポートを課す予定?附属小での公開研究会参加レポート?学期末の授業総括レポート | 2 | 平常点/出席点 | 10 % | 2/3以上の出席が前提。附属小の公開研究会あるいは子どもたちとの交流活動への参加重視。自身の模擬授業時の出席必須 | 3 | 発表/表現等 | 50 % | 学習指導案の作成を含め、模擬授業への取り組みを重視する |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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受講生の主体性(「・・したい」)を重視。教師役として、また児童役としても授業への積極的な参加を期待している。なお、第1回目の授業時に担当のグループを決めるため、受講希望者は必ず出席してほしい。<対象学生>欄にも記したが、生活科についての基本理念等を修得した上で履修することが望ましい。
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<テキスト>
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- 特に指定しない。ただし小学校の生活科の教科書があると都合がよい。必要に応じ「プリント」を活用する。
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<参考書>
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- 小学校学習指導要領解説 生活編, 日本文教出版株式会社, ISBN:4536410031
- 評価と学習カード, 小学館, ISBN:409104431X
- 生活科の授業づくりと評価, 黎明書房, ISBN:465401683X
- 生活科の授業方法, ぎょうせい, ISBN:432407142X
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<授業計画の概要>
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1、オリエンテーション 受講者の確認 分担グループ決め<BR>2、生活科の特質 (目標、内容等の確認)<BR>3、学習指導の実際(先行実践例、単元別実践例等からの検討)<BR>4、学習指導計画の作成と実際<BR>5、学習指導案の作成と検討<BR>6、附属小学校公開研究会への参加あるいは交流活動(レポート作成・提出へ)<BR>7、教材研究からの提言もしくは模擬授業−分担グループでの発表−(8回程度を予定)<BR>8、まとめ(これまでの振り返りと課題確認) (総括としてのレポート提出)<BR><BR>*後期の場合、全15回の中の1回は、附属小学校公開研究会への参加にあてたいと考えている。さらに可能であれば、学生(本授業の受講生)が主体となっての、小学生との交流活動も予定している。子どもたちとの直接の関わりは貴重な体験となるため、積極的に参加してほしい。<BR>*授業予定及び詳細については第1回目のオリエンテーション時に伝える予定。<BR>なお、受講生の反応や附属小学校(1年生か2年生)の都合等から予定を変更する可能性有り(ご了承ください)
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