授業科目名
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生命倫理
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時間割番号
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063612
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担当教員名
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香川 知晶
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開講学期・曜日・時限
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前期・木・I
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単位数
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2
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<対象学生>
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全学生対象
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<授業の目的および概要>
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生命倫理における基本的な問題と考え方を理解することを目的とする。そのため、手がかりとして、米国に誕生した生命倫理の歴史をその前史に遡って詳しく検討し、その特徴を明らかにする。特に治療停止の問題が出発点となって主張されてきた「死ぬ権利」論の展開に焦点を合わせる。
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<到達目標>
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生命倫理の基本的な問題を理解し、自分なりの意見をもてるようにする。
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<授業の方法>
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教科書を中心としながら、随時資料を補いながら講義を進める。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 試験:定期試験 | 50 % | 到達目標の達成度 | 2 | 小テスト/レポート課題 | 20 % | 講義内容の理解度 | 3 | その他 | 30 % | 出席率 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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特別な準備は必要がないが、事例の細部に丁寧につきあう忍耐力が要求される。
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<テキスト>
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- 香川知晶, 死ぬ権利, 勁草書房, ISBN:432615389X
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<参考書>
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(未登録)
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<授業計画の概要>
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生命倫理の基本的特徴<BR> 1.運動としての生命倫理<BR> 2.医の倫理と生命倫理<BR>生命倫理の成立と展開 <BR> 1.医学実験前史<BR> 2.戦争と医学研究<BR> 3.基本的原則の提示と生命倫理<BR> 4.人体実験と規制の倫理<BR> 5.問題群の拡大(1):重度障害新生児をめぐる問題<BR> 6.問題群の拡大(2):臓器移植・脳死をめぐる問題<BR> 7.問題群の拡大(3):資源配分論<BR> 8.死ぬ権利(1):カレン事件<BR> 9.死ぬ権利(2):クルーザン事件<BR> 10.死ぬ権利(3):安楽死の問題<BR>生命倫理という思考法の問題点(1)(2)
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