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授業科目名 心身・芸術系 死生学入門
時間割番号 063604
担当教員名 中村 和彦
開講学期・曜日・時限 前期・金・III 単位数 2
<対象学生>
全学生対象
<授業の目的および概要>
「生」と「死」に関する講義、ロールプレイを含めた発表、グループ討論、シナリオ作り等を通して、生きることの大切さ、関わることのすばらしさについての認識を深める。将来にわたって「死」を見据えながら「生」を真剣にとらえていく力をつける。
<到達目標>
1. 「生と死」に関する基本的なとらえ方の重要性を理解できる。<BR>2. 健康的な生活を送るために「死をとらえながら生きること」が不可欠であることを理解し,日常生活で自発的に実践していくことができる。<BR>3. よりよく生きるためにの「人との関わり」の重要性に気づき、その重要性について理解できる。
<授業の方法>
現代社会における「生」「死」を取り巻く基本的な考え方に関する講義<BR>死生学に関する文献の紹介<BR>「別れの手紙」と自己発達形成史の実践<BR>「生と死」をテーマにしたビデオや映画の視聴<BR>個人ワークシート、グループワーク等を用いた死生学演習
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 25  %生と死に関する基本的なとらえ方やその認識の深まりを評価します。 
2平常点/出席点 45  %1回の出席に関して3点とします。(3点×15コマ=最高45点) 
3その他 30  %授業への取り組みを評価します。授業前後の活動について関心・意欲をもち認識を深めるための積極性を評価します。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
私たちはふだん、「死」と直面しながら生活することはありません。また今日の日本で「死」の体験はしだいに希薄なものになってきているといわれています。「死」をとらえながら「生」を考えるという体験の中で、関わりと自立の大切さを学んでほしいと思います。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1 オリエンテーションこの授業の進め方とねらい<BR> 2 「生」「死」をどうとらえるか<BR> 3 「別れの手紙」演習<BR> 4 サリドマイド剤の罪−胎児の環境としての母体−<BR> 5 映画「典子はいま」から学ぶ<BR> 6 水俣病を考える<BR> 7 われわれはエイズから何を学んだか?(1 )免疫のメカニズム<BR> 8 われわれはエイズから何を学んだか?(2 )共生と差別<BR> 9 脳死・臓器移植の是非(1 )何が問題か?<BR> 1 0 脳死・臓器移植の是非(2 )あなたのliving willは?<BR> 1 1 ホスピス・在宅ケアの理念と実践<BR> 1 2 死をとらえながら生きる−死生学の実践−(1 )<BR> 1 3 死をとらえながら生きる−死生学の実践−(2 )<BR> 1 4 一人称・二人称でとらえること<BR> 1 5 まとめ−この授業をどう生かすか−