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授業科目名 心身・芸術系 音楽の即興表現
時間割番号 063602
担当教員名 藤原 嘉文
開講学期・曜日・時限 前期・木・I 単位数 2
<対象学生>
全学生対象<BR>電子ピアノを用いて進める授業であるので、履修に際しては当該教室の楽器数に応じた人数制限(25名)がある。
<授業の目的および概要>
音楽の原点である即興演奏についてその歴史を概観し、様々な時代、ジャンル、形式での実例に触れる。さらに現代での音楽シーンにおける可能性を考え、音楽の即興表現とは何であるかを各人が考える場にしたい。また、演奏実習を通して即興演奏や編曲の世界の広がりや楽しさを味わってほしい。
<到達目標>
授業を通し即興演奏の歴史や様々な事例を経験した上で、受講生各人が『音楽の即興表現』に対する自分なりの意見を持ち、これからの人生で音楽をより深く楽しめる態度と能力を養う。
<授業の方法>
音源、ビデオの視聴や教官の演奏など、できるだけ多くの実演例に触れ、生きた音楽としての理解ができるようにしたい。又、受講生自身の実習(実演)を通して授業の内容を実体験として定着してもらいたい。<BR>なお、専門を異にする学生が履修するため、受講生の音楽的関心と能力、経験に応じて授業内容や進度を調整することもある。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート課題 40  %授業理解力、発想力。 
2平常点/出席点 40  %段階を追って体験してゆく授業であるので、出席を重視する。1/3以上の授業を欠席した場合、単位は認められない。 
3発表/表現等 20  %積極性、発想力。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
電子ピアノを用いて進める授業であるので、少しでも鍵盤楽器の演奏経験があることが必要。しかし、うまい、へたは関係ない。<BR>それより、色んなジャンルの音楽に知的好奇心をもって接してほしい。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1.コース紹介<BR>2.即興演奏の範囲、種類、考え方、編曲との関わり<BR>3.バロック期の即興演奏と楽譜の在り方<BR>4.通奏低音の実際<BR>5.コードネームの演習1<BR>6.コードネームの演習2<BR>7.バロック期の通奏低音と現代のコードネームシステムとの関連<BR>8.即興における変奏とは(バロック期とジャズにおける例)<BR>9.ジャズのアドリヴについて<BR>10.変奏演習<BR>11.協奏曲のカデンツァについて<BR>12.現代の代表的即興演奏例(R ・グレーソン、キース・ジャレット、チック・コリア、F ・グルダなど)<BR>13.現代の代表的即興演奏例(ハービー・ハンコック、山下洋輔、綾戸智絵など)<BR>14.現代音楽における即興表現(チャンスオペレーション、現代曲の即興部分の演奏例、指揮法など)<BR>15.身近に楽しめる即興演奏の試奏、及びまとめ