授業科目名
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【環】環境と人間
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時間割番号
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063435
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担当教員名
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神宮寺 守/北原 哲夫/秋山 真治/平 敬宏/長井 薫
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開講学期・曜日・時限
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前期・月・II
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単位数
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2
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<対象学生>
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全学生対象(主として医学部医学科以外の学部学生)人数制限130人
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<授業の目的および概要>
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1.人類活動の拡大とともに地球環境はかってない速さで変化している。地球の有限性、自然の回復力そして地球システムでの物質循環に基づいて、地球の温暖化、大気汚染・酸性雨、オゾン層破壊など大気地球環境問題について解説する。<BR>2.人間も環境も自然の法則に従っていることを、身近な例(例えば、飲んだ水の重さだけ体重が増すとか、車を時速60kmで走らせるにはご飯1杯分のエネルギーを必要とすることなど)を挙げて論じる。<BR>3.(1)食品などから摂取される内分泌かく乱物質が生体に及ぼす影響、(2)食生活と疾患の関係を食品添加物やサプリメントの生体メカニズムの機能から、(3)AIDS(HIV)、(トリ)インフルエンザのようなウイルスの特徴などについて分子生物学的に解説する。<BR>4.食品から摂取される栄養分子が、私たちの心の礎となる脳の機能の発達や老化に対してどの様な影響を与えるのか神経生化学的に解説する。<BR><BR>4.
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<到達目標>
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1.地球環境問題の解決には科学技術の果たす役割とともに、環境問題が人間の価値観や倫理観が深く関わっていることを理解する。<BR>2.人間や環境を自然科学の知識で見て考える態度を身につける。<BR>3.(1)〜(3)のテーマを通じて、環境因子の生体に及ぼす影響と生体の機能の基礎知識を習得し、「健康な生活」を送るために、人間として行わなければならないことを理解することを目指す。<BR>4.脳の働きのメカニズムに関する基礎知識を習得し、栄養分子がどの様な作用で脳機能に影響するか理解することを目指す。
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<授業の方法>
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スライドやOHPあるいはプリントを使用。必要があれば参考図書を提示する。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 試験:定期試験 | 30 % | 授業理解力 | 2 | 小テスト/レポート課題 | 50 % | 自発的勉学 | 3 | 平常点/出席点 | 20 % | 学習態度 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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環境と生物・人間との相互作用についてよく理解し、良識のある判断ができるように努力してください。“平生踏むところの筋道が大切です”
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<テキスト>
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(未登録)
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<参考書>
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(未登録)
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<授業計画の概要>
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1 はじめに(神宮寺)<BR>2 地球大気環境の変化(神宮寺)<BR>3 大気汚染と酸性雨(神宮寺)<BR>4 地球の温暖化(神宮寺)<BR>5 オゾン層の破壊(神宮寺)<BR>6 物理科学的視点から見た環境問題1(秋山)<BR>7 〃 〃 2(秋山)<BR>8 内分泌撹乱物質と不妊(平)<BR>9 食生活と疾患(平)<BR>10 ウイルス感染症と人間(平)<BR>11 食生活と脳の健康(長井)<BR>12 環境放射線(北原)<BR>13 エネルギー問題(神宮寺)<BR>14 共有地の悲劇(神宮寺)<BR>15 小論文(神宮寺)
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