授業科目名
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電気電子工学の基礎
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時間割番号
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063432
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担当教員名
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斎藤 幸典
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開講学期・曜日・時限
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後期・火・I
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単位数
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2
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<対象学生>
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全学生
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<授業の目的および概要>
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近代化された現在の日本で、明日から電気がこなくなった生活を想像できるでしょうか。或いは電気が使えなかった時代の生活スタイルに耐えられるでしょうか。身近にある家庭電化製品や自動車などには多数のマイクロコンピュータが使われています。今や電気は表面には見えないけれども私たちの生活にとって欠かせないものとなっています。電気・電子についての基礎的な知識を修得し,安全かつ効率的に電気や家庭電化製品を利用することができるようになることは大切なことです。<BR> この講義では,まず電気・電子の基本的な性質を学び,電気がいかにして作られ,それが家庭まで送られてくる過程について学びます。次に,現在の情報化社会のキーデバイスとなる各種電子デバイスの基本材料である半導体についての基礎的な事項を学びます。そして半導体の性質を利用した幾つかの電子デバイスの原理や利用方法について学びます。
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<到達目標>
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電気電子の基本的な法則を理解できる。<BR>電子の振る舞いの基礎的な現象を理解できる。<BR>半導体の基礎的な性質を理解できる。
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<授業の方法>
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教科書を用いて講義形式で行います。<BR>適宜、電気電子工学分野でのトピックス的な事象について視聴覚教材も利用して講義の理解度を高めるようにします。
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 試験:定期試験 | 50 % | 到達目標に掲げた事項についてどの程度理解しているか。 | 2 | 小テスト/レポート課題 | 50 % | 小テストで講義の内容をどの程度理解したか、課題に対して真摯に対応したか |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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高等学校で学んだ数学と理科の知識があればよいように配慮します。講義に興味を持って聴き,与えられた課題をきちんとこなすことが大切です。
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<テキスト>
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- エレクトロニクスの基礎, 日本理工出版, ISBN:4890191690
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<参考書>
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(未登録)
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<授業計画の概要>
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1、電子について<BR> 電子の性質、原子と電子、電子の流れと電流、導体・絶縁体・半導体<BR>2、 真空中の電子の運動<BR> 電界中の電子の運動、磁界中の電子の運動<BR>3、電子放出の電子ビーム<BR> 電子放出の仕組み、電子ビームの応用<BR>4、気体中の電子の運動と働き<BR> 気体中の電子の平均自由行程、放電現象<BR>5、固体中の電子の運動と働き<BR> 固体の構造、導体中の電子、<BR>6、半導体の種類と性質<BR> 半導体の基本的な性質、半導体を利用した電子デバイス<BR>7、簡単な電気回路の解析<BR> オームの法則、キルヒホッフの法則、交流回路の基礎、有効電力と無効電力
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