授業科目名
|
医工学と現代社会
|
時間割番号
|
063427
|
担当教員名
|
宮川 洋三
|
開講学期・曜日・時限
|
前期・月・II
|
単位数
|
2
|
<対象学生>
|
全学生対象
|
<授業の目的および概要>
|
生命現象を物理や化学の言葉で説明しようとする生命の科学は、20世紀の後半から現在まで、めざましい進歩を遂げた。その研究の成果は、人々の生活への応用という面で、現代の医学や工学と連動し、「医工学」ともよばれるようになっている。<BR> 本講義では、こうした現代の生命の科学(一般にライフサイエンスと呼ばれる)の研究成果がどのようなものであるかを種々の事例を上げて概説し、また、それらが現代のわたしたちの生活、とくに医学や工学の面においてどのように応用され、また影響を与えつつあるか等について論ずる。本講義により、医工学と現代社会の諸問題への可能な限り正確でかつ広汎な知識を身につけ、さらにそれらの諸問題への強い問題意識を醸成する。
|
<到達目標>
|
現代の医工学の現状に対する可能なかぎりの正確な知識と深い理解を基礎として、そこにおける諸問題(現代社会との接点)への強い関心と問題意識を身につけるとともに、各自、独自の意見を発表し、かつ、他者の意見との共通点と相違点を正確に把握しつつ相互理解を深める能力を養う。
|
<授業の方法>
|
<講義を主体としながら、提案された課題について学生諸君の研究発表形式の授業><BR> まず、最初の時間にこの講義の全期間を通して扱う問題(テーマ)を概説、各テーマに関する参考図書を紹介する。第2回講義以降、時間ごとにテーマを決めて、その問題に関する諸問題を講義したのち、それについて<BR>1)学生が意見を発表する。<BR>2)1回目の講義の際に紹介した参考図書につき、すでに読んだ学生に、その内容の紹介ならびに読んだ感想を発表してもらい、それについて質疑、応答(オープンディスカッション)を行う。
|
<成績評価の方法>
|
No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
---|
1 | 小テスト/レポート課題 | 60 % | 参考(課題)図書を読み、レポートを作成 | 2 | 発表/表現等 | 40 % | 各自、時間毎に掲げるテーマについて意見を発表 |
|
<受講に際して・学生へのメッセージ>
|
本講義の課題に強い興味をもって参加する学生を歓迎します。
|
<テキスト>
|
(未登録)
|
<参考書>
|
(未登録)
|
<授業計画の概要>
|
下記の項目について、合計15回に分けて実施する。<BR><BR>1 序論(本講義の目的・範囲、参考図書紹介)<BR><BR>1 生命倫理<BR> 1) 生命の成り立ち<BR> 2) 誕生と生命操作<BR> 3) 死のあり方、脳死と生命操作<BR><BR>2 自然環境と人間生活<BR> ・ 自然環境と様々な病気<BR> ・ 抗生物質の登場と院内感染<BR> ・ ライフサイエンス、遺伝子工学と生命倫理<BR> ・ 地球環境問題<BR> ・ 戦争と科学<BR><BR>3 総合討論とまとめ
|