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授業科目名 科学系 子どもの思考と数理
時間割番号 063426
担当教員名 中村 享史
開講学期・曜日・時限 後期・火・I 単位数 2
<対象学生>
全学生対象
<授業の目的および概要>
学校数学における問題を解決することを通して、数学的な見方、考え方を考察する。さらに、子どもの思考の様相についても分析する。
<到達目標>
数学的な見方を養う。数学の問題解決を経験する。
<授業の方法>
授業は、講義・演習・実習で行う。講義の内容を教具やモデルを作成する。レポート内容について、個人・グループでの発表を行う。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:定期試験 30  %授業理解力 
2小テスト/レポート課題 30  %独創性 
3平常点/出席点 40  %積極性 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
毎回、算数・数学の問題を解決し、その解決方法をお互いに発表するという演習形式で行う。また、学校数学に関わる作品づくりを行うので、電卓・定規・コンパス・分度器・はさみ・のり・セロテープを持参すること。そのための材料費がかかる。
<テキスト>
  1. 授業の中で紹介する。
<参考書>
  1. 授業の中で紹介する。
<授業計画の概要>
◆数に関する内容<BR>(1)フィボナッチ数列と黄金比:日常生活と数学との関わりを考える。<BR>(2)n 進法:2 進法、3 進法など、数の基本としてのn 進法の考えとそれを用いたゲームやパズルを解決。<BR>(3)ピタゴラス数:三平方の定理の様々な証明法<BR>(4)スピログラフと倍数、約数:図形と数の関わりを数理的に解釈する。<BR>(5)魔方陣:3方陣、4方陣の不思議さや作り方を考える。<BR>◆図形に関する内容<BR>(1)正多面体、準正多面体:正多面体の展開図、サッカーボールの形を解析する。<BR>(2)立方体の切断:立方体の展開図や立方体から平面図形を作る。<BR>(3)敷き詰めと模様<BR>◆量に関する内容<BR>(1)錐体の体積:錐体の体積が同じ高さの角柱の1/3になる根拠を探る。<BR>(2)測定の工夫:重さ、ものさし、升などの測定の工夫を考える。<BR>(3)面積の問題:様々な図形の面積を効率的に求める工夫を考える。