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授業科目名 科学系 地球の見方
時間割番号 063425
担当教員名 石垣 武久
開講学期・曜日・時限 前期・水・II 単位数 2
<対象学生>
全学生対象
<授業の目的および概要>
高校の地学を履修する機会がなく、地球についての知識が中学生レベルにとどまっている人のために、最近の地球科学・宇宙科学による新しい地球観を紹介します。どのような研究や方法によって、どのような地球観が得られているか、地球や宇宙の科学的な見方を理解することを目的とします。
<到達目標>
新聞・雑誌の記事やテレビ番組などで紹介される地球や宇宙に関する話題を理解し、興味を持てるようになる。
<授業の方法>
講義。プロジェクタやプリントで画像や図をできるだけ多く見せるつもりです。講義の最後に、毎回、小テストをおこないます。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1その他 100  %小テスト14回(予定)とレポート課題1回、および期末試験。小テストでは講義内容の理解度を、レポート課題では内容への関心・意欲を重視して評価します。講義を欠席して小テストを受けなかった時は、その回は0点です。期末試験では講義内容の理解度と論理的な表現力を評価します。期末試験の受験資格は出席7回以上とします。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
成績評価の方法に関して、上記の項目では書ききれない事柄を以下に補足します。<BR>成績は、次の点Aと点Bの良い方をとります。<BR>点A=講義ごとの小テストとレポート課題の合計点を100点満点に換算したもの<BR>点B=点Aの20%+期末試験の成績(80点満点)<BR>例えば、小テストとレポートの点が良ければ期末試験を受けなくても合格となりますし、点Aが60点未満でも期末試験で頑張れば合格することができます。
<テキスト>
  1. プリントを配付します。
<参考書>
  1. 深尾良夫, 地震・プレート・陸と海, 岩波書店, ISBN:4005000924
  2. 杵島正洋・松本直記・左巻健男, 新しい高校地学の教科書, 講談社, ISBN:4062575108
  3. 浜野洋三, 地球のしくみ, 日本実業出版社, ISBN:4534023464
  4. 島村英紀, 教室ではおしえない地球のはなし, 講談社, ISBN:4061328948
  5. 大久保修平, 地球が丸いってほんとうですか?, 朝日新聞社, ISBN:4022598522
<授業計画の概要>
 以下の内容を、15回に分けて行ないます。講義中の質問によっては、内容を追加したり変更する場合もあります。<BR>1.地球の形と大きさ<BR>2.地球の陸と海<BR> 陸と海の違い<BR>3.地球の中身<BR> どうやって調べるか、何がわかっているか<BR>4.プレートテクトニクス<BR> 大陸移動説とプレートテクトニクス<BR> プレートテクトニクスはどのように証明されたか<BR> プレートテクトニクスによって地球の見方はどのように変わったか<BR>5.宇宙の中の地球<BR> 宇宙の構造、恒星の進化と地球の起源、地球の特殊性、地球外知的生命の可能性